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フランス料理のおばんざいって!? 酸味と香りの妙がもたらす夢に酔いしれる〜ラ・レーヴ

「綾子さんに聞けば間違いない!」――美味なレストランも気の利いた手土産もとびきりのお取り寄せも、おいしいものには死ぬほどうるさいギョーカイのみんなが頼りにするのが、フードパブリシスト高橋綾子のグルメ手帖。誰もがうなる美味の数々を惜しげもなく公開します!

ひと口ずつ食べたい! と思うのは女性に多いと言われますが、私も「八寸」とか「盛り合わせ」とか、確かに好き。
小料理屋さんのおばんざいのように、大皿にのった料理がカウンターに並んでいるのを見ると楽しくて仕方がない。

そんなおばんざいのフランス料理版を提供しているのが、麻布十番にある「ラ・レーヴ」です。

加田俊介シェフと奥さまの夢さん
加田俊介シェフと奥さまの夢さん

美男美女のご夫婦のお店はとってもアットホームで、まるでおふたりのホームパーティーにお招きいただいているような錯覚に陥ります。
だから初めてお伺いしたとしても緊張感ゼロ。
「ね、ね、今日のおばんざいは何があるの?」って感じで話しかけてしまいます。

ずっと一緒に働いてきたおふたり。
結婚を機に「小料理屋さんをやりたい」と言う夢さんの夢を“フレンチスタイルの小料理屋さん”という形で叶えたというわけ。

ちなみに店名の「レーヴ」はフランス語で「夢」、つまり奥さまの名前です。

10席のカウンターは常においしいもの好きの人でいっぱい
10席のカウンターは常においしいもの好きの人でいっぱい

そんな“夢”がいっぱいのお店は、内装に木をたくさん使っていて温かみを感じます。
パープルの椅子、シルバーの鳥のオブジェ、メタルブラックのタイルとか、ちょっと“おフランス”な感じも。

カウンターの中では仲睦まじく阿吽あうんの呼吸で動くおふたり。
夢さんは身長150cmと小柄なため、ピョンと踏み台に乗ってワインをテーブルに置いてくれます。

そういうのも微笑ましくっていい感じ。

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高橋綾子

たかはし・あやこ●フードパブリシスト。国内外ファッションブランドのプレス時代から培った〝食″へのこだわりは、舌の肥えた業界人も頼りにするレベルの高さ。年間1000を超えるという外食の日々が築き上げたおいしいもの好きが嵩じて、ついに2018年2月に東京・下北沢にてレストラン「üchï(うち)」をオープン。おいしいものしか喉を通らない不思議体質。
Facebook→https://www.facebook.com/ayako.takahashi.1671

uchi→http://uchi.tokyo/

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