まずは「家族」にまつわる2作品を続けてご紹介！

エハラんち 三姉妹末っ子長男絵日記／エハラマサヒロ

モノマネ、歌、ダンス、一人コントなどマルチな才能で知られる芸人のエハラマサヒロさんに、また新たな才能が開花しました！　
それが「パパ漫画家」としての顔。

三姉妹と末っ子男子、そんな4人の子を持つパパであるエハラさん。
最近ではYouTubeなどを通して、仲良しエハラファミリーの活躍を目にしたことのある人も多いのは？
料理、掃除、洗濯、オムツ交換、保育園の送迎……父として、芸人として奮闘する日常を描くコミックエッセイです。

本作の魅力はなんといってもエハラさん自身が描く‟エハラキッズ”たち。
ゆる～いタッチながら本人たちの個性がよく表れていて、笑ったり怒ったりする表情がとってもかわいらしい！
そんなところからも家族の絆や愛情が感じられてほっこりします。

気づいたらすっかり感情移入していて、親戚のおじちゃん・おばちゃんのような気分で応援したくなりますよ。

妻が口をきいてくれません／野原広子

同じ「家族」がテーマでも、ガラリと雰囲気の変わる作品がこちら。

いつの日からか口をきいてくれなくなった妻。
思い当たることはなく、オロオロするばかりの夫。

すれ違う夫婦の心、何気ないことから静かにほころびが広がっていく家族の日常を、『離婚してもいいですか？』の野原広子さんがリアルに描きます。

今、夫婦関係に悩んでいる人はもちろんのこと、自覚がない人も必読！
むしろ「うちは大丈夫」と思っている人ほど、要注意かもしれません。

平凡な日々の繰り返しの中で、気づかないうちに自分や相手の心を追い詰めてしまっているかも……
でもそれもまた、決して特殊ではないよくある夫婦の姿で……
そんなことに気づかされる作品です。

タイトルに心をざわつかせる人が多いのか、掲載早々反響を呼んでいる‟問題作”。
今後の展開が見逃せません！