2020.6.6
寿木けいの豆レシピ、開高健賞作家の都知事選解説、川村エミコの厄介女撃退法…5月の人気よみものTOP5
前回のランキングでは、作家・夢枕獏さんがコロナ禍で綴った心揺さぶるメッセージが1位を獲得しました。
今回はどのような顔ぶれとなるでしょうか!?
各連載のあらすじや読みどころもあわせてご紹介します。
(構成・文/よみタイ編集部)
【5位】「どうするの?なんで?女」撃退法/「わたしもかわいく生まれたかったな」(川村エミコ)
(内容紹介)
お笑いコンビ「たんぽぽ」の川村エミコさんが、ちょっと生きづらく、でもどこかほっこりするような日々をつづる、自伝的エッセイ「わたしもかわいく生まれたかったな」。
「なんで結婚しないの?」「どうするの?結婚」と、追い詰めてくる「どうするの?なんで?女」。
そんな厄介な女性に対する川村さん流の対処法とは?
川村エミコさんによる「『どうするの?なんで?女』撃退法」が5位にランクイン。
川村さんの鋭い観察眼を通して、女性同士の関係性の難しさが描かれたエピソードです。
結婚のこと、子どものこと、体のこと……。そっとしておいて欲しい領域に「どうするの〜?」「なんで〜?」とズカズカと入り込んでくる、「どうするの?なんで?女」。
「余計なお世話」とか「放っておいて」と切り離せる間柄ならいいですが、それができない関係性だと対応が難しいものです。
曖昧な答えしか返さないのが答えだと察してくれれば良いのですが、察して引いてくれるような人はそもそも「どうするの?なんで?女」にはなりません。
川村さん流対処法のポイントは、相手を肯定すること。少しでも反論すればとことんダメ出しされ、事情や近況を話せば瞬く間に広められる。だから「とにかく肯定する。これに尽きるかと思います」とのこと。
今回、このエピソードがトップ5に入ったということは、「いるいる! こういうこと言ってくる人!」と共感する人が多いのかもしれません。
今度もし、どうするの?なんで? 攻撃にあってしまったら、このエッセイを思い出して、「あ、出た出た!本物の『どうするの?なんで?女』だ!」と、相手の観察と分析に徹してみるはいかがでしょうか。口では相手を肯定するフレーズを発しつつ。
少しは冷静に心穏やかに対処できるかもしれません。