2022.12.31
娘に会えない父の苦しみを描いた問題作! 野原広子さんの「今朝もあの子の夢を見た」が1位!「よみタイ」2022年人気「コミック連載」TOP5
【3位】自宅で最期を迎えたい末期がんの父と家族を想う長女の本音 「第9話 選べる道 選べない道」/「いのちの教室」(明)
「いのちの教室」は、『漫画家しながらツアーナースしています。』シリーズで知られる漫画家で看護師の明さんが、病棟看護師として働いていた経験の中から考えた死生観を、独自の視点で描くヒューマンエッセイです。
3位にランクインした「第9話 選べる道 選べない道」(4月10日配信)は、余命数ヶ月と宣告を受けた42歳の末期がん患者「深浦さん」のエピソード。
自宅で家族に優しく看取られたいと願う深浦さんですが、看病する側の家族の事情を考えた長女はそれを受け入れることができず……。
「きれいごとでは済まない家族の介護について考えさせられる」「死に様とは生き様なのだとあらためて思った」「この長女の背負ったものの重さを考えると涙がでた」など、大きな反響が寄せられました。
連載は8月13日配信回をもって最終回を迎えましたが、全13話をまとめた単行本『いのちの教室 あなたの最期が私に教えてくれたこと』が発売中。
著者の明さんは本書について、「身近な人と死について話すきっかけにしてもらえたら」と語っています。