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「スーパークレイジー君」の選挙ルポが第1位! 2021年人気「よみもの連載」TOP5

【3位】40代とは違う50代の困難ー初老の本当の恐ろしさとは/「犬と本とごはんがあれば 湖畔の読書時間」(村井理子)

イラスト/塩川いづみ
イラスト/塩川いづみ

実兄の孤独死をめぐる顚末を描いたロングセラー『兄の終い』のほか、翻訳書『捕食者 全米を震撼させた、待ち伏せする連続殺人鬼』、近著『ハリー、大きな幸せ』『更年期障害だと思ってたら重病だった話』など、数多くの注目作を手掛ける翻訳家でエッセイストの村井理子さん。
「犬と本とごはんがあれば 湖畔の読書時間」は、村井さんが、夫や10代の双子の息子、ラブラドール・レトリーバーのハリー君との暮らしの中で、日々思うことや、読んだものについて語るエッセイ連載です。

2020年7月に連載がスタートし、多くのファンの支持を得る本連載ですが、今年特に人気を集めたのが、第35回「40代とは違う50代の困難ー初老の本当の恐ろしさとは」(11月1日配信)。
この回の話題は、50代になって気づいた「初老の本当の恐ろしさ」について。「もう中年なんだから」とメンタルが暴走し、自己コントロールが効かなくなってきた恐ろしさや焦りが綴られています。

村井さんと同年代の連載ファンからは、「ものすごくよくわかる」「気をつけないと」「村井さんでもそうなんだと安心した」など、様々な反響が寄せられました。

【2位】【文豪と結婚】「だって好き同士だったから」…精神を病んでいく芥川龍之介を終生支え、愛し愛された妻・文/「ブンゴウ泣きたい夜しかない。~文豪たちのなんだかおかしい人生劇場」(進士素丸)

写真提供/日本近代文学館
写真提供/日本近代文学館

いつも気難しそうな顔をしていて、メガネかけてヒゲなんか生やしていて、伊豆あたりの温泉旅館の一室で吸い殻山盛りの灰皿を脇目に、難しい小説なんか書いている……。
そんなイメージを持たれがちな「文豪」の人間臭い一面に、ライターで文筆家の進士素丸さんが迫る「ブンゴウ泣きたい夜しかない。~文豪たちのなんだかおかしい人生劇場」。

太宰治、夏目漱石、中原中也など数多くの人気文豪を取り上げた本連載ですが、今年もっとも読まれたのが、連載15回「【文豪と結婚】「だって好き同士だったから」…精神を病んでいく芥川龍之介を終生支え、愛し愛された妻・文」(6月6日配信)。文豪中の大文豪、純文学作品に与えられる最高の栄誉ともいえる、かの「芥川賞」にその名を冠された芥川龍之介と、その妻・文のお話です。

連載本編では、龍之介から文に宛てられた恋文や、天才作家である夫を支える文の心の内など、二人の愛の軌跡が紹介されています。
読者からは、「芥川龍之介の浮かれたラブレターがかわいい」「一度でいいからこんな恋文をもらってみたい」といった声がありました。

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