2022.11.28
「エッセイは反響が広まるほどに怖い」家族の実話を書き続ける村井理子さんが明かす本音「よみタイ」週間ランキングTOP5【11月20日~11月26日】
前回は、村井理子さんのエッセイ連載「実母と義母」が1位に輝きました。
今回のランキングはどのようなラインナップとなるでしょうか。
各連載のあらすじや、読みどころもあわせてご紹介します!
(構成・文/よみタイ編集部)
【5位】兄ちゃんはうるさくて嫌だけど、やっぱり娘はいいわね 第5回 ひとりで生きていく勝負を強いられた母、夫と離れず暮らすことで生き延びた義母 / 「実母と義母」(村井理子)
人気翻訳家でエッセイストの村井理子さんの連載「実母と義母」。
今は亡き実家の母、認知症が進行し要介護となった姑。
母親であること、妻であること、そして女性として生きていくということ……。
『兄の終い』『全員悪人』『家族』など、家族にまつわる著書で知られる村井さんが、実母と義母、ふたりの女性の人生を綴るエッセイ連載です。
「第5回 ひとりで生きていく勝負を強いられた母、夫と離れず暮らすことで生き延びた義母」(11月15日配信)は、義母の里帰り旅行のエピソードからスタート。
認知症の義母と、脳梗塞の後遺症のため左足が不自由な義父を連れての家族旅行。何も起きないはずはなく、道中の両親の世話を担う夫の愚痴はノンストップ。
そんな夫の苦労を理解しつつ、「孝行できる親がいて、うらやましいなと思う」と、率直な思いを吐露する著者。
故郷・和歌山を遠く離れて夫や子どもと共に生きてきた義母に対し、生まれ育った小さな港町からほぼ出ることがなく生涯を終えた実母は……。
「わかりすぎる」「新幹線の改札の場面が切ない」「娘であり姉であり妻であった母のことを思い出して涙が止まらない」「実母と義母について考える素敵な文章」「どんなジェンダー論よりも胸に響く女性たちの生き様」など、今回も様々な声が寄せられています。
次回は12月20日(火)公開予定です。