2021.11.25
ダブル不倫、体外受精…「不良夫婦」が提示した令和時代の夫婦のあり方—著者からのメッセージも
起業家セレブ妻が味わった敗北感の正体
人気回第2位は、第17話「『産まない』選択はできない。セックスレスに傷つき、不倫に走った妻が下した最後の決断」。
康介が瑠璃子との関係に夢中になる中、麻美もまた、久しぶりに再開した“昔の男”晋也と逢瀬を重ねていました。
夫の浮気を都合良く利用して晋也との情事を楽しむ麻美。エステサロンの起業も順調で、順風満帆です。
しかしそれも束の間、「子どもは作らないんですか?」というSNSアンチの言葉や子連れの友人との遭遇により、麻美の心はどうしようもない悔しさと敗北感に覆われていました。
最近は起業や晋也との時間で気を紛らわせてはいたが、揃えるべきカードはすべて揃えない限りは、こうした卑屈な気持ちをいつまでも捨てられないだろう。
「産まない」選択ができるほど、強い女ではないのだ。
こうして麻美は、「母」というカードを求めて暴走していくことになるのです。
母になることを諦められなかった妻からの、まさかの提案
全22話の中でもっとも人気を集めた回がこちら!
第18話「子作りを拒否し続けてきた夫が、妻の『体外受精提案』に快く応じた理由」。
ある日、麻美から外食に誘われた康介。
妻と間男の密会現場を目撃していた康介は、いよいよ離婚でも切り出されるのかと覚悟します。
しかし、麻美の口から飛び出したのは意外すぎる言葉でした。
「ねぇこうちゃん、私たち、やっぱり子どもを作ろう」
「一回だけ病院に行ってくれれば、本当にもうそれでいいの」
麻美は「体外受精による子作り」と「オープンマリッジ」を提案したのです。
予想外の提案に対して康介は……。
櫻井夫妻が未来に向けて大きな決断をするエピソードです。
こうして紆余曲折ありつつも子供が生まれ、夫婦の絆も深まり、ハッピーエンド♪
……とはいかないのが「不良夫婦」。
ストーリーはここから最終話に向けて、さらに怒涛の展開を迎えます。
未読の方も既読の方も、ぜひ1話から通して数々の名シーンをお楽しみください!
それでは、最後に、共著者お二人からのメッセージをお届けします!