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娘の家に一度しか訪れなかった母。死後明かされたその切ない理由とは? 「よみタイ」週間ランキングTOP5【11月13日~11月19日】

【1位】兄ちゃんはうるさくて嫌だけど、やっぱり娘はいいわね 第5回 ひとりで生きていく勝負を強いられた母、夫と離れず暮らすことで生き延びた義母 / 「実母と義母」(村井理子)

イラスト/樋口たつ乃
イラスト/樋口たつ乃

先週もっとも読まれたのは、この作品!

人気翻訳家でエッセイストの村井理子さんの連載「実母と義母」。
今は亡き実家の母、認知症が進行し要介護となった姑。
母親であること、妻であること、そして女性として生きていくということ……。
『本を読んだら散歩に行こう』が好評発売中の村井さんが、実母と義母、ふたりの女性の人生を綴るエッセイ連載です。

「第5回 ひとりで生きていく勝負を強いられた母、夫と離れず暮らすことで生き延びた義母」(11月15日配信)の冒頭は、認知症の義母を故郷の和歌山県に連れて行くエピソード。
認知症の義母、脳梗塞の後遺症が残る義父を、息子である夫が車で和歌山に連れて行くことに。自宅で待つ著者の元には夫から頻繁にハプニングを報告する愚痴メールが。
夫が苦労している様子を感じつつ、「孝行できる親がいて、うらやましいなと思う」著者。
小さな港町からほぼ出ることがなく、娘の自宅にも一度しか訪れることのなかった母の人生に思いを馳せ……。

「胸がギュッとなる」「読むたびに圧倒される本当にすごい文章」「つらいし、しんどいけど、それ以上に励まされる」などなど、今回も様々なコメントが。
特にラストの「誰かを守るため、あるいは誰かを支えるために自分を削ることは、得策ではないと思えるようになった。それが家族を守るという自分にとって大切な目的のためだとしても、自分を削っては意味がない」というメッセージには、「とても大切なこと」「ハッとした」「母との関係を見直すきっかけになった」など、大きな反響が寄せられています。
次回は12月20日(火)公開予定です。

そして、村井理子さんが半生を明かすロングインタビュー記事も公開中です。
連載の内容がより深く味わえるインタビュー内容となっていますので、こちらもどうぞお見逃しなく。

* * *
以上、11月13日~11月19日の人気作TOP5でした。
来週はどのようなラインナップとなるでしょうか。どうぞお楽しみに!

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