2020.8.22
夏の新連載5本、ここに注目! 著者からのスペシャルメッセージも
感動でも驚愕でもない、日常の「むう」な話
最後にご紹介するのは、「この世の隅っこの『むう』な話」。
著者は、『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』、『酒の穴』(パリッコとの共著)などで知られるフリーライターのスズキナオさんです。
たまたま居酒屋で隣になった人と話したこと、電車で向かいに座った人に感じたこと……。
感動や驚愕というほどではないけれど、何となく、でも確かに心に残った「むう」な話を、スズキさんがすくい取って綴ります。
何気ない日常の一コマが、ちょっぴり面白く愛おしくなる、そんなエッセイ連載です。
▼スズキさんからのメッセージ
「大爆笑エピソードとか、思わず涙が出るいい話とか、そういうものはテレビで取り上げられたり、語り継がれたりします。でも、日常の中ではそういう“大きな話”は滅多に生まれず、もっとちょっとした話ばかりが積み重なっていくものです。そのちょっとした話は、それぞれの人の中にたくさんしまい込まれていて、ふとした時に口をついて出ます。それを聞いた方も『ふーん』とか『むう……』ぐらいのリアクションしか取れないような、特にヤマもオチもない話。放っておけばこのまま消えていってしまうのであろうそれらの話を、集めてじっくり見つめてみたいと思いました。
バズったりするような話は少しも出てこないので、この連載がバズることもきっとないだろう……と毎回心細い気持ちになったりもするのですが、当たり前のように見える日々が少しでも味わいを増して見えてくるような連載になったらいいなと思って書いています。」
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以上、夏の新連載紹介でした。
個性豊かな執筆陣によるコミックやエッセイ、そしてイラスト。
今後も張り切ってお届けして参りますので、どうぞお楽しみに!
※各連載の更新日時は変更となる場合があります。