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老舗の専門誌が主導するか『日本レースクイーン大賞』、その壮絶な投票バトルのウラ側とは!?

老舗の専門誌が主導するか『日本レースクイーン大賞』、その壮絶な投票バトルのウラ側とは!?

RQ大賞実行委員長に問う! 投票バトルは、本当にガチンコなのか!?

2010年、“ギャルパラ・グランプリ”をもとに、本格的に始動した日本レースクイーン大賞。ただし原資はなく、“ギャルパラ”と“携帯ギャルパラ”の収入から運営をまかなった。賞品のトロフィーひとつとっても持ち出しで購入。予算ギリギリのところで調整を図った。

第2回以降、今に続く投票システムを確立、スケールを拡大させていった立役者がいる。現・日本レースクイーン大賞実行委員会代表の安田宗義さんだ。

「僕は純粋にレースクイーンのステータスを上げたくて参入したんです。2010年前後あたりは、レースクイーンたちにとって、冬の時代でした。とかく色眼鏡で見られがちでしたしね。

最初に手掛けたのは、大きな舞台を作ること。幸い、我々は東京オートサロンというビッグイベントのステージに枠を持っていたので、そこで盛大に授賞式をやろうと。選んだのは、金曜日のプレスデー。夕方の時間帯にぶつけることで、メディアの呼び込みを積極的にやったんです。記事化してもらえれば、世の中での認知度が上がるわけですから」

最初から順風満帆というわけではなかった。安田さんは自ら企画書を携え、スポンサー候補先から各メディア媒体の編集部に至るまで、額に汗して駆け回った。

「たとえば、週刊プレイボーイさんの“週プレ賞”なら、編集部に出向いて、直談判しました。レースクイーンたちにとって、モチベーションを上げるための特典として撮りおろしグラビアの確約をいただきたかったんです。おかげさまで、今でもこの賞は続いています」

「週刊プレイボーイ」のほかにも、2012年の3回目からは「テレビ東京賞」を皮切りに、以後、「東京中日スポーツ賞」や「福岡アジアコレクション賞」「avex賞」など、次々と特別賞を設立。6回目を迎えた2015年には初の冠スポンサーも付き、イベント自体がますますグレードアップした。

一方の投票システムについては、それまでの携帯からの投票にプラスして、2012年より“ギャルパラ”本誌に投票券を付加。合わせ技によって、票の動向がスリリングな展開となり、
より一層盛り上がりを見せていく。

ふたたび、安田さんの話。

「本誌に投票券をつけたことで、批判があったのは事実です。結局、金もうけ主義じゃないかと。でも、違うんです。現システムでは、ファイナリスト20人を選出するファーストステージまでが有効。ファイナルステージに進んだら、そこから先は“ひとり、ひとつの携帯端末による一票”。これまで試行錯誤を繰り返してきて、実はこれが最も精度の高い票が取れる方法なんです。何らかのしがらみがあるんじゃないか、とか、密室会議で決められているんじゃないかなんて言われることもありますけど、そんなことはない。ガチンコですよ」

安田さんいわく、最後の決め手は“レースクイーンの熱意、それを支えるファンの熱量”だという。投票権を持つファンが、一人で何百、何千もの端末を持てるのか? それは無理だろう。その最たる例が、前回の「レースクイーン大賞2018」覇者のケースである。

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高橋史門

たかはし・しもん●エディター&ライター。1972年、福島県生まれ。日本大学在学中に、「思想の科学」にてコラムを書きはじめる。卒業後、「Boon」(祥伝社)や「relax」、「POPEYE」(マガジンハウス)などでエディター兼スタイリストとして活動。1990年代のヴィンテージブームを手掛ける。2003年より、「週刊プレイボーイ」や「週刊ヤングジャンプ」のグラビア編集、サッカー専門誌のライターに。現在は、編集記者のかたわら、タレントの育成や俳優の仕事も展開中。主な著作に「松井大輔 D-VISIONS」(集英社)、「井関かおりSTYLE BOOK~5年先まで役立つ着まわし~」(エムオンエンタテインメント※企画・プロデュース)などがある。

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