2023.5.22
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【2位】絶対に仕事を諦めちゃだめよ、それも男なんかのために! 第11回 母たちが通り過ぎた二度の転機/ 「実母と義母」(村井理子)
村井理子さんのエッセイ連載「実母と義母」。
今は亡き実家の母、認知症が進行し要介護となった姑。
母親であること、妻であること、そして女性として生きていくということ……。
翻訳家でエッセイストの村井さんが、実母と義母、ふたりの女性の人生を綴ります。
「第11回 母たちが通り過ぎた二度の転機」(5月16日配信)が第2位にランクイン。
5月14日の母の日に合わせて、あらためて1話から読み直す読者も多かったようです。
どうしても分かり合えない、でも嫌いにはなれない……。これまでは、そんな母と娘の拗れた関係性や複雑な感情について描かれることが多かった本連載。
今回は、
最近になって、生前の実母が考えていたはずのことが、ほとんどすべて理解できるようになってきた。
と、同じ母として実母の心情を推し量りながら、その人生を振り返っていく著者。
壮絶な確執が度々明かされてきた義母についても、
義母からすれば、クラブを止めたのも、滋賀県に引っ越してきたのも、すべて義父の要望に従ってのこと。夫婦間のことに口だしする気は毛頭ないが、義母がそれを今でも悔しがっていることは、近くにいる私にはよくわかるのだ。それはもう取りかえしがつかないことかもしれないけれど、文句ぐらい言ってしまっていいよ! と私は考えている。
と、理解を示し、寄り添います。
連載ファンからは「義母へのイメージが変わった」「才能を存分に発揮できなかった義母の気持ちを考えると切ない」「時代もあるとは思うけど、夫たちの身勝手さが許せない」といった声が。
他にも、「何を人生の幸せとするかは難しいなと思った」「二人の母に会いたくなった」などの反響が寄せられています。