2023.3.13
90年代のサブカルに支えられたタイ料理ブームが「カルチャー消費」で終わらなかった理由とは? 週間ランキングTOP5【3月5日~3月11日】
前回は、週末北欧部 chikaさんの 「フィンランド くらしのレッスン」 が1位に輝きました。
今回のランキングはどのようなラインナップとなるでしょうか。
各連載のあらすじや、読みどころもあわせてご紹介します!
(構成・文/よみタイ編集部)
【5位】内閣の「孤独・孤立対策」は若年性孤独者たちに届くか 第9回 現代の隠遁者たちの見えない本音/「消費される階級」(酒井順子)
書籍『うまれることば、しぬことば』では、陰キャ、根暗、映え、生きづらさ、「気づき」をもらった……など、言葉にまつわるモヤモヤに迫り、ポリコレ時代の日本語論を展開して話題を呼んだ、酒井順子さん。
「消費される階級」は、私たちの生活のあちこちに潜む階級を掘り起こしていく連載です。
「第9回 現代の隠遁者たちの見えない本音」(3月3日配信)は、現代日本の「孤独問題」に着目しています。
「ウーバーイーツもコンビニもある今は、自室でも簡単に隠遁生活ができる」現代社会。
そして、結婚したり、学校や職場に行くのを強要することは良しとされず、「したくない人はしなくていい」という選択も支持されるように。
「しかしそんな若い人々は、それが自分で選んだ孤独であるが故に、『孤独がつらい』と表明しづらくなっているのではないかとも思うのでした。」と著者は指摘して……。
Twitter文学の覆面作家として話題の麻布競馬場さんが、
「淡々と書かれてるけど相当残酷な事実が書かれてる タワマン文学の比ではない たぶん今年のベスト何位かの文章…」(麻布競馬場さん@63citiesのツイートより)
などと紹介したことで、あらためて注目を集めている本連載。
今後はどのような「階級」が掘り起こされていくのか、ご期待ください。