2021.3.13
わかりみが深すぎる! 「沼の中で不惑を迎えます。」沼の民に刺さった名言集
「こちとら生きてきた中で今日が一番年とってんだよ!」
こちらは、世間にはびこる「若さ信仰」に疑問を呈した第6話「アングリー・アンチエイジング」で放たれた魂の叫びです。
「まだ若いのに〜」という年上からのマウント大会に、うんざりしている竹内さん。
「人生で今日が一番若い」という若さ礼賛をぶった切って、ひと言。
これにはアラフォーの読者を中心に「完全同意!」の声が殺到。
こんなコメントもありました。
「年上から『まだ若いのに〜』『あなたは若いから〜』って言われるの、あるある!と思いました。そりゃあなたよりは若いけど、だからなんだ、と。『若いから〜』の正しい返事は何なのか……。でも、会社の若い子が『もう年なんで』としょっちゅう言うのも、それはそれでイラッとしてます(笑)。『なぜ年上の私の目の前でそれを言うのか』と。『会社の若い子』とか言ってしまっている私も年上マウントしてるのかな……」
「私は35過ぎたあたりから、自分の年齢よく忘れます。年齢書くときとか、何かの会話のはずみで年齢聞かれたときとかパッと出てこない。だいたい40みたいな認識。でも肌質とか体力のことを考えると、若いころは良かったなあ、若いっていいなあと思うのも正直なところ。徹夜で飲んでも仕事行って、ライブも行けたなとか(笑)」
髪色で遊んだり、自分の好きな格好をしているだけなのに「若々しいですね」と言われることについて「これは若さという抑圧から解き放たれたアラフォーが奇抜な格好してるだけなんじゃ!! 若作りしたい訳じゃねえ!!」という竹内さんの反論にも、SNS上では共感の声が寄せられていました。
「愛の発散…」
最新(3月6日配信)第7話「お金で幸せが買えるなら」の冒頭で、部屋の中に同じCD12枚、同じカレンダーが2つあることに気づいた竹内さん。
なぜオタクは使うわけでもない推しグッズにお金を注ぐのか……?
真剣に考え抜いて出した答えが、「愛の発散」でした。
これに対してオタクを自認する方々からは、しみじみと共感する声が。
「読みながら心が痛くて痛くて……。推しが好きすぎる心を守るためにグッズを買わずにはいられない。私の部屋と脳内覗かれているのかと思うくらい同じです。全部のエピソードに共感してきたけど、この回は特に全アイドルオタクが自分のことだと思うはず」
「まさに推し活している時の自分と同じで心に刺さりまくりました。最近はリアルのイベントがなくなってしまって推しの現場に行ける見込みが立たず、その寂しさを埋めるためにお金を使っているところもあるかも」
一方、「非オタ」の方からは、
「オタク心理の理解に役立った」
「オタクに限らず貢ぐってこういう感覚なのかも」
といった声もありました。
大人になると、誰も何も言ってくれなくなる、という不都合な真実にも気づかされる最新話でした。
いかがでしたか? オタクも非オタも共感必至な竹内左千子さんのコミックエッセイ「沼の中で不惑を迎えます。 ~輝くな! アラフォーおっかけレズビアン!~」は、毎月第1土曜日、大好評連載中!
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