2023.1.2
暗く長い冬を乗り越えて…クリスマスを心待ちにするフィンランド人から学んだこととは?「よみタイ」週間ランキングTOP5【12月25日~12月31日】
【4位】いつ産むの? 仕事はいつ辞めるの? 何人産むの? 第6回 最大級のトラウマは出産 / 「実母と義母」(村井理子)
人気翻訳家でエッセイストとしても活躍する村井理子さんによる最新エッセイ連載「実母と義母」。
今は亡き実家の母、認知症が進行し要介護となった姑。
『兄の終い』『全員悪人』『家族』など、自身の家族の実話を書き続け、多くの共感を集めてきた著者が、実母と義母、ふたりの女性の人生を綴ります。
「第6回 最大級のトラウマは出産」(12月20日配信)は、出産と子育てにまつわるエピソード。
「母は、荒々しい兄の子育てに疲れ果て、楽しい子育てを、可愛らしい女の子の子育てをしたかったのではないか。私みたいに、嫌味とか皮肉を繰り出してくるタイプではない女の子の子育てを。たぶん、家族全員が家族でいることに疲れ果てていた。母でさえも。」と、今は亡き実母の子育てについて思いを巡らせる著者。
一方、著者本人の出産と子育ては、干渉が激しい義母との戦いの連続。
心臓に病を抱えながら何とか双子を妊娠・出産したものの、ようやくNICU(新生児集中治療管理室)から退院できた子どもたちを見て、「小さいわあ」と言い放った義母。
そんな双子も大きく成長し、義母は認知症となった今思うことは……。
「村井さんすごいのひとことに尽きる」「同じトラウマを持つ身としては、よくぞここまで書いてくれたという気持ち。読むのは辛いけど」「涙なしには読めない」など、大きな反響が寄せられています。