よみタイ

第30回 歌人の月

里芋と白味噌バターのスープ レシピ

材料(4人ぶん)

・出汁(鰹節と昆布) 600ml
・里芋 8個
・白味噌 大さじ1と½
・バター 30g
・和辛子 少々

里芋は厚めに皮をむいて3分水にさらしてから、表面のぬめりをさっと洗い流す。
鍋でだしと里芋を煮る。ふたをして、途中でアクを取りつつ、竹串を刺してみて柔らかくなるまで火を通す。目安は15〜20分。
白味噌とバターを溶かす。味をみて足りなければ、白味噌を足す。
器に里芋を盛ってから汁をかけ、和辛子をのせる。

心がけ
・里芋は買ってすぐにたわしでよく洗い、ひと晩乾かしておくとよい。皮がむきやすくなる。
・和辛子が手に入らなければ、市販のチューブの辛子でよい。

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本連載は、今回で最終回です。ご愛読いただき、ありがとうございました。

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寿木けいさんの書き下ろしや、カメラマン・砺波周平さんによる料理写真もたっぷりと掲載。
端正な装丁は「白い立体」さんによるものです。
エッセイの世界に浸ったり、雰囲気のある写真をじっくりと堪能したり、レシピを参考に料理を楽しんだり……。
さまざまな楽しみ方ができる1冊となっています。
ぜひ、お手元にどうぞ!

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新刊紹介

寿木けい

すずき・けい●富山県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社で雑誌の編集者として働きつつ、執筆活動をはじめる。出版社退社後、暮らしや女性の生き方に関する連載を持つ。
2010年からTwitterで「きょうの140字ごはん」(@140words_recipe)を発信。フォロワーは現時点で12万人以上。現在、東京都内で夫と二人の子どもと暮らす。
著書にロングセラー『いつものごはんは、きほんの10品あればいい』、エッセイ集『閨と厨』『泣いてちゃごはんに遅れるよ』、版を重ねている文庫版『わたしのごちそう365 レシピとよぶほどのものでもない』(河出書房新社)があり、いずれも話題となっている。

寿木けい公式サイト
https://www.keisuzuki.info/

砺波周平

となみ・しゅうへい●写真家。1979年仙台生まれ北海道育ち。
北里大学獣医畜産学部卒業。大学在学中から、写真家の細川剛氏に師事。
2007年東京都八王子市に東京事務所を置く傍ら、八ヶ岳南麓(長野県諏訪郡富士見町)に古い家を見つけ自分たちで改装し、妻と三人の娘、犬、猫と移り住む。
写真を志して以来、一貫して日々の暮らしを撮り続ける。現在、作品が「暮しの手帖」の扉に使用されている。東京都と長野、山梨に拠点を持ち活動中。

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