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マー君の顔を思い出す時、エンジと濃紺、どちらの野球帽を被っているだろうか〜田中将大(プロ野球選手)

広島カープを、プロ野球を、いやいやスポーツ界をこよなく愛するイラストレーター、オギリマサホ。その愛ゆえか、職業柄か、なんだか気になる、なんとも魅かれる、スポーツ選手たちの顔、顔、顔……見渡せばスポーツ界にはイケてる顔面が大豊作。愛すべきその面々、ちょっと斜め下から分析しちゃいます!
田中将大(たなか・まさひろ)● 88年兵庫県生まれ。東北楽天ゴールデンイーグルス所属のプロ野球選手(投手)。
2006年9月の高校生ドラフト会議で北海道日本ハムファイターズ、オリックス・バファローズ、横浜ベイスターズ、東北楽天ゴールデンイーグルスから1巡目指名を受け、抽選で楽天が交渉権を獲得し、入団。投手として大きな成果と結果を残すも、2014年1月にニューヨーク・ヤンキースと総額1億5500万ドルの7年契約に合意したことを発表。2019年3月のオリオールズとの開幕戦では日本出身の投手として最多となる4度目の開幕投手を務めるなど、大リーグでも活躍した。2021年1月に、古巣である楽天でプレーすることを発表。

日本球界に「マー君」がいなかった8年間は長いのか、短いのか

「まだ」というべきなのか、「もう」なのか。8年という歳月の長さについてだ。

自分自身は8年前とほとんど変わらない暮らしをしているし、8年前に撮影した写真なら「近影」として公表してしまうだろう。一方で8年あれば、生まれた子どもが小学2年生になるということに気づき、その年月の長さに恐れおののくのである。

そんなことを考えたのは、田中将大が8年ぶりに日本球界、それも古巣である東北楽天ゴールデンイーグルスに戻ってくるというニュースを聞いたからだ。田中は2007年に楽天入団、7年間プレーした後、14年にニューヨーク・ヤンキースと7年契約を結んで渡米した。楽天とヤンキース、同じ年数の在籍となった訳だ。

今回の田中の楽天復帰に関しては、2015年、メジャーの複数球団のオファーを断ってカープに復帰した黒田博樹と比べられることがある。ただ、私の記憶の中の黒田はいつも赤いカープ帽を被っていた(私はカープファンなので、もちろんバイアスはかかっている)。
一方、田中の顔を思い出そうとすると、楽天のエンジの野球帽を被った姿よりもヤンキースの濃紺の帽子姿を先に思い浮かべてしまう。

もちろん田中の楽天での7年間の活躍は華々しく、決して印象が薄かったわけではない。また、本人もTwitterに頻繁につぶやいたり、シーズンオフには日本のテレビ番組にも出演したりするなど、メジャーリーガーとなった後も、我々ファンにとって「遠い存在」になったわけではなかった。にもかかわらず、日本球界に「マー君」がいなかった時間が、とても長く感じられるのである。

あなたがプレーするマー君を思い浮かべるとき、どちらの帽子をかぶっていますか?
あなたがプレーするマー君を思い浮かべるとき、どちらの帽子をかぶっていますか?
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オギリマサホ

1976年東京都出身。イラストレーターとしてシュールな人物画を中心に雑誌や書籍などで活躍。中学1年までは巨人ファンだったのが、中2のときに投手王国・広島カープに魅せられ、広島ファンに転向。そのカープ愛が炸裂するイラストエッセイ『斜め下からカープ論』を刊行。野球のみならず、広くスポーツ界を愛している。
Twitter@ogirim

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