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金内柊真「負けの烙印だけは押されたくない~新世代の逆襲」

その欠点、その苦手、克服するより許されるほうが楽なのでは?

最終的にお客さんを呼べれば良い

絶対に見失うべきでないことは、最終目標です。

美容師として、「お客さまとの話をうまく盛り上げる」のも「カラーもパーマもうまくなる」のも、目の前の小さな目標。
最終的な目標は「自分を指名してくれるお客さんを増やす」です。
そのゴールにたどり着けばそれでいい。真の目的を見失ってしまってはダメなんです。

そのために必要そうなことを考え、達成すべき小さな目標を設定することは大事ですが、些末な成功にとらわれすぎると失敗します。

「パーマが苦手ならば、カラーだけでお客さまを呼べるカラーの達人になればいい」と、努力の方向転換が出来ることも、目標を達成する上では大事かなと思っています。下手に全てできるようになっても、全てがそこそこレベルだったら、お客さまからの指名はもらえない……なんてことにもなりかねないでしょう?

そう考えると、克服以外の方法を模索するのも「目標を達成するための努力」の一部ですね。

苦手を無理に克服しようとすると努力が嫌いになる

そもそも、苦手なことを頑張るのって、楽しくないですよね?
おそらく得意なことをやるほうが楽しいと答える方が多数でしょう。

苦手なことをやり続けて、成果が出なくて、どうにかするためにさらに苦手なことを続けて…。と、いいことがひとつもない日々を耐えているうちに、努力=楽しくないこと、という認識が生まれてしまいます。

こうなると、頑張り方として、めちゃくちゃ効率が悪いんですよね。
苦手なことが頑張っても出来なくて、楽しくないから頑張ることまで苦手になって。
結果、苦手が増えている。

だから僕は頑張ることが得意だと思うためにも、努力を「欠点をカバーできるくらい得意なことを伸ばす」に使いたいなと思っています。

得意なことは、やっていて楽しい。
楽しいからいくらでもやれるし、もとから得意だから伸びやすい。
周りの人よりも出来るようになる。
何かに特化した美容師になれる。注目される。
これでよくないですか?

たまに「人見知りを克服したいから美容師になります!」みたいな方がいるんですが素直にすごいなって思います。

苦手を克服するために、苦手な場所に飛び込んで、苦手なことを続ける。
僕にはできないことなので、正直尊敬します。

僕にはそこまでの精神力はない。
できないから、しません。

短所があるぶん、自分の長所を伸ばして、カバーする。
楽しく努力をして、とがった長所をつくる。
その努力をするほうが、はるかに楽しくて、結果も出やすいんじゃないかなと思います。

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金内柊真

かねうち・とうま●1996年大阪府出身。東京総合美容専門学校卒業後、
2017年よりヘアサロン「ALBUM」に入社し、現在は新宿店勤務。Twitterから発信する熱いつぶやきが多くの共感を集め、2018年8月に初の著書「才能が無ければその分努力すればいい」を刊行。2018年10月現在、Twitterでは約13万、Instagramでも約8万のフォロワーを持つ。

Twitter●https://twitter.com/Kaneuchi_Toma
Instagram●https://www.instagram.com/Kaneuchi_Toma/

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