2020.7.6
「旅」はいわば「脳」のトレーニングである〜コロナが落ち着いたら一人海外旅行に行こう
その一つが海外旅行です。
無論異国の風景や文化を楽しむ意味も大きいですが……知らない言語で知らない土地で知らない人の中で一人どうやって過ごすか? という「ルーティンが一切ない世界」を体感することが私にとって海外旅行の大きな目的となっています。
日本語というルーティンも
知ってる土地というルーティンも
何もかもない。
我々は仕事や外出先から帰る時には無意識に駅を探し、何気なくSuicaを取り出し電車に乗りますが、海外ではそんな些細なことすらままなりません。
そもそも駅がどこにあるのかもわからない、どちらの方向に進めばいいのかもわからない、切符の買い方もわからない、人に聞くにも言葉がわからない……
「ルーティンゼロの世界」でひたすら脳のトレーニングをしている気分になるのです。
一人海外旅行を始めて早3年以上経ちますが……これが明らかに私の問題解決能力を養ってくれています。
ガイドブックを買うことも、アテンドをつけることもほとんどありません(仕事で行く場合はアテンドをつけることもありますが)。
事前下調べは一切なし。空港に降り立ってそこから脳味噌のフル回転が始まります。
海外ソロ旅をしたことのない人からすると恐怖に感じるかもしれませんが、これが実に面白い。
やってみると「意外とできないことなんてないんだ」と心から理解できます。
異国の世界で言葉が微塵もわからなくても、意外とコミュニケーションをとることはできます。
意外とご飯を注文することができます。
意外と知らない外国人とバーで意気投合し、別れ際に涙することさえあります。
言語も文化も何もかも違う世界で数日間生きていく。
これに比べれば「会社で他人よりも成果を出す」なんて簡単なことだと知ります。
できないことなんてそうそうないんだな、と学ぶことができます。
「ルーティンを外す習慣を持っている」人は強い
もちろん危険な国に女性一人で旅をする……なんてことを推奨するわけでもないですが、治安の良い国であればぜひ一度一人旅をおすすめします。
普段使われてない脳が動き始めるのを体感できるはず。
私たちは常にルーティンで常に無思考で生きていることに気がつくはずです。
電車に乗ることを意識する人はいません。駅まで歩く道のりを意識する人はいません。果ては会社での仕事も無意識でこなせるようになるでしょう。
これでは人生が輝くはずもないのです。
「ルーティンを外す習慣を持ってる」人は強い。
私はいくつか持っていますが、その中でも特におすすめが、このソロ海外です。私の思考や生き方を構成する重要なファクターとなっています。(だからこそ今のこの情勢が辛くて仕方ないのですが)。