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「妻が口をきいてくれません」夫婦問題カウンセラーはどう読む? 会話のない夫婦へ真剣アドバイスも

「よみタイ」の超人気コミック連載「妻が口をきいてくれません」。
結末予想」の特集記事でも紹介しましたが、SNS上などでは「うちの夫婦も同じ状況で目が離せない」「妻の気持ちがわかりすぎてツラい」等の声が上がり、自分の人生と重ねて作品を読み込む人が続出しています。

今回は、夫婦問題カウンセラーの高草木陽光たかくさぎはるみさんに「もしも"妻口"夫婦がカウンセリングにきたら……」と想定し、夫婦それぞれの問題点や関係改善に必要なことをたっぷりと語っていただきました。
実際に、夫婦関係にモヤモヤやイライラを抱える人に向けたアドバイスも満載です!

(文・構成/よみタイ編集部)

一番多い相談で、共感の嵐!

「妻が口をきいてくれません」のコミックは1話から最新話まで一気に読みました。もう共感の嵐でした!

というのも、私のところに相談にいらっしゃるご夫婦も、一番多いのがこのケースです。
夫(男性)側は「妻が何を不満に思っているのかわからない」と感じていて、妻(女性)は「夫がわかってくれない」と悩んでいる。
こういうケースが本当に多くて、この次の段階に、浮気や暴力、セックスレスといった2次的問題が出てきます。

ざっくりいってしまえばコミュニケーション不足なわけですが、この溝が埋められずに離婚に至るケースは多々あります。

妻口夫婦、それぞれの問題点は?

この奥さんは、自分の心の葛藤や思っていることを夫に上手に伝えられていませんね。
我慢強く、完璧主義の女性に多いケースです。
「このくらい言わなくてもわかってほしい」「自分がやってしまった方が早い」という気持ちは本当によくわかるのですが、ここで伝えないと、いつまでも夫は理解できません。
夫には想像力がないということを前提にしないと、奥さん自身が苦しむことになります。

1話より。こういう言動が妻をイラつかせていることを夫は全く理解していない。
1話より。こういう言動が妻をイラつかせていることを夫は全く理解していない。

例えば、夫がどっかり座ったまま「スプーンがないよ」と聞いてきたとき。
「そのくらい自分でとってよ!」と言えばケンカになってしまうし、イライラしつつもスプーンを持っていけば夫にとってはいつまでも奥さんがやってくれるのが当然になってしまいます。
だから「引き出しの2番目にあるよ。今子どもの世話で手が離せないから、お願いね」というように、夫に教えて、育てていくしかありません。

私はよく「冷蔵庫が物を温められないのと同じ」というたとえを使って説明するのですが、夫には「察する」「想像する」という機能が元から備わっていないと思った方がいい。
だから夫のタイプや性格に合わせて、どうやったら動いてくれるのか試行錯誤して伝えていくしかないんです。
「いつも言ってるでしょ!」とか「何度言ったらわかってくれるの!」という言い方ではなく、「パパおねがーい」というふうに。

10話より。夫に対する妻のイライラは募るばかり。
10話より。夫に対する妻のイライラは募るばかり。

察してくれるのを待つのではなくて、「助けてほしい」「こうしてほしい」という気持ちをその都度言うことが、女性のイライラを減らすことにつながります。
だから「夫に伝える努力をするのは自分のため」だと理解して、伝え方・お願いの仕方のスキルを磨いていってほしいですね。

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高草木陽光

たかくさぎはるみ●HaRuカウンセリングオフィス代表、夫婦問題カウンセラー
9年間で約8000人のカウンセリングを行い、夫婦問題・家族問題で悩む人の心に寄り添いながら、解決に向けての手伝いをしている。美容師、育毛カウンセラーを経て、その後、結婚して専業主婦となったが、夫の束縛や価値観の押し付けに違和感を覚え、「結婚生活とは何か」を深く考え始める。その後、「離婚カウンセラー」の職業があることを知り、自分たち夫婦や、夫婦関係で悩んでいる人たちのために、必ず役に立つと確信。2009年に「NPO法人 日本家族問題相談連盟」の認定資格を取得し、夫婦問題カウンセラーとなる。「直そうとしないで、わかろうとするカウンセリング」をモットーに日々活動中。
著書に『なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか』『心が折れそうな夫のためのモラハラ妻解決BOOK』(いずれも左右社)がある。
公式サイト:http://haru-counseling.com/

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