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【3位】料理への重すぎる思いから、20年を経ての解脱—皿の上に念を盛り付けない/「犬と本とごはんがあれば 湖畔の読書」(村井理子)

(内容紹介)
『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』『黄金州の殺人鬼』など、多くの翻訳を手掛ける翻訳家の村井理子さん。
古今東西の書籍にふれた村井さんは、日々何を読み、何を思い、どう暮らしているのか……。
人気翻訳家によるエッセイ+読書案内。

(イラスト/塩川いづみ)
(イラスト/塩川いづみ)

翻訳家の村井理子さんによる人気連載「犬と本とごはんがあれば」から、11月16日配信の「料理への重すぎる思いから、20年を経ての解脱—皿の上に念を盛り付けない」が3位に登場です。

今回は、村井さんにとって「もっとも得意としていたものの、ここ数年で完全に熱意を失い、気持ちが冷め切ってしまっていた家事」である、「料理」について。
なぜそこまで料理が辛くなってしまったのかを考察しています。

とにかく私は、自分の気持ちが先行し、それが常に空回りするのだ。特に、相手が自分の子どもだと、その傾向が顕著であると認めざるを得ない。だから私は自分自身に、肩の力を抜くこと、そして何より、「皿の上に自分の念まで盛り付けない」という掟を定めた。

これに対してSNSなどでは「凄い言葉に出会ってしまった。教訓にしたい」「村井さん、最高!」「家族に対して気楽にやっていきたいなと思う」等々、多くの共感の声が寄せられました。

村井さんの料理に対する思いについては、連載第4回「料理に心底疲れ切った絶望感—もう一度、向き合おうと思うまで」でも語られています。こちらもぜひあわせてお読みください!

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