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賛否両論渦巻く「妻が口をきいてくれません」妻の心が折れた真相とは? 6月の人気コミックTOP5

【1位】期待して、失望して、そして「あの日」が訪れた/「妻が口をきいてくれません」 (野原広子)

(あらすじ)
妻と娘と息子の四人家族として、ごく平和に暮らしていると思っていた夫。
しかしいつの日からか、妻が口をきいてくれなくなる。
妻は何が不満なのか。どうしたら機嫌をなおしてくれるのか――
夫婦の会話がなくても、帰省したり子どもたちの運動会へ行ったり、外から見たら「普通の家族」として過ごしながら、夫の虚しさは募るばかり。
会話のない状態が6年目に入りとうとう離婚を切り出した夫に、妻から放たれた言葉は「私はまだ好きなのに?」――
果たして妻の本心とは?

場面は数年前の回想へ。
育児と家事に追われる妻は夫への苛立ちを募らせ、心は離れていくばかり。
妻の思いのたけがぶちまけられるが……。

話題沸騰の問題作「妻が口をきいてくれません」から、6月14日に配信された第11話が月間トップに輝きました。2月から5か月連続1位の達成です!!

ストーリーは、夫に対し苛立ち、失望する妻の心中が掘り下げられ、口をきかないほど心を閉ざした理由が徐々に明らかになってきているところ。

夫が妻にしてきたこと、妻が日常的に抱えてきた悲しみや苦しみが明らかになるにつれ、SNS上などでは「想像以上に夫がひどかった」「他人(夫)に期待しすぎた妻が幼稚」「妻も夫も思いやりにかける」などなど、賛否両論・多種多様な感想が湧き上がっています。
特に本作のタイトルにもなっている「妻が口をきかない」ことについては、ストーリーが進むにつれ「(不満や怒りがあるなら)言えばいいのに」派と、「言ったのにわかってくれなかったじゃない」派で議論が分かれる様子。
みなさんは、どう感じていますか?

議論の内容はともかく、読む人の立場や経験によって共感や反感を覚えるポイントが異なり、それぞれの立場から何かしら言いたいことが出てくるのが“妻口”らしいところ。
そして、そのポイントがずれている者同士がなかなか理解しあえないことこそ、本作が全編を通して醸し出している不穏な空気の本質ではないでしょうか。

我こそは妻口ファンという読者からの、感想や結末予想をまとめた特別企画記事も公開中です。
こちらも読むと、作品に対して、あるいは夫婦関係というものについて、新たな発見があるかもしれません。

* * *

以上、6月の月間人気コミック、ベスト5でした。

上位5作品中、うまくいっているとは言い難い家族や夫婦関係を描いた作品が3つを占める結果となりました。
次回はどのような作品がランクインするでしょうか!?
お楽しみに!

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