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「彼氏が途切れない」「モテる」女性の見えざる苦悩……「ダメ恋やめられる!? ~発達障害女子の愛と性~」人気回TOP5

3位 気づけば男性が寄ってくる……モテる私は「勝ち組」か?

BEST3に入ったのは、連載第8回気づけば男性が寄ってくる……モテる私は「勝ち組」か?(2021年10月16日)。

この回では、物心ついたときからモテ続けてきたというリナさん(仮名)が登場。

「本当に何人もの男性から言い寄られるので、付き合おうか悩んで体だけの関係になってしまった人もいました。この頃、25〜26歳だったのですが、周りから『婚期を逃すぞ』と脅されるように言われて一番やさぐれていましたね。週7で合コンに通ったりしていました。私、お酒を飲みすぎると大胆になってしまうので、気づいたらホテルで昨夜一緒に飲んでいた男性が隣に寝ていた、なんてこともありました」
(連載本編より)

傍から見れば自慢のように受け取られそうなエピソードですが、リナさんは別の見方をしています。

「でも、結婚は正直すごく悩みました。一番は適齢期に結婚したい思いが強くて結婚した部分もあります。あとやっぱり、自分を選んでくれることへのありがたみがすごいあって。それまでも言い寄ってきた人は何十人どころじゃない気がするんです。もう思い出せないほど。でも、そういう人たちに私はなめられているだけだと思う。こいつなら受け入れてくれそう、みたいな」
(連載本編より)

多くの男性から言い寄られても、それが自己肯定感にはつながらない現実。
「誠実で真面目な夫」を見つけたリナさんの結婚生活がどのような結末を迎えるのか、ぜひ本編で確認してください。

2位 言葉よりも楽だし早い——私が体の関係から入る恋愛を選ぶ理由

第2位は言葉よりも楽だし早い——私が体の関係から入る恋愛を選ぶ理由(2021年7月24日配信)。

風俗嬢として働くエリカさん(仮名)が登場。彼女の恋愛は、付き合っているかどうかわからない状態で関係が続き、気がつくと新たな男性が登場し……と、「区切り」がないのが特徴です。

「私、言語によるコミュニュケーションが苦手なので、どうしても体の関係から入っちゃうんです。特別性行為が好きというわけではないのですが、体を切り口にした方が人とうまく関われるんです。体から入った方が楽だし早い。だから、気づいたらお付き合いが始まっていた、みたいな。こういう話をすると『断ることができなかったんですね』と言われるのですが、そうではなくて、断るという機能が最初から備わっていないというのが近いと思います」
(連載本編より)

一見すると「ヤリマン」に分類されてしまいそうなエリカさんですが、著者の姫野さんはこう分析します。

私は彼女のことを決してヤリマンだとは思わない。「共通の趣味」や「フィーリング」といった言葉で表されるのは言語によるコミュニケーションのことで、定型発達の人の恋愛は通常このパターンで始まると思われるが、エリカさんの場合、発達特性により体から入らざるを得ないのだ。
(連載本編より)

言葉や態度で関係を深めていくことが難しいエリカさんにとって、セックスは大切なコミュニケーションツール。それゆえにトラブルも多いものの、では「普通の恋愛」とは一体何か、ということも考えさせられる回となりました。

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姫野桂

ひめの・けい
フリーライター。1987年生まれ。宮崎市出身。日本女子大学文学部日本文学科卒。大学時代は出版社でアルバイトをし、編集業務を学ぶ。卒業後は一般企業に就職。25歳のときにライターに転身。現在は週刊誌やウェブなどで執筆中。専門は性、社会問題、生きづらさ。猫が好き過ぎて愛玩動物飼養管理士2級を取得。著書に『私たちは生きづらさを抱えている 発達障害じゃない人に伝えたい当事者の本音』(イースト・プレス)、『発達障害グレーゾーン』(扶桑社新書)、『「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」解消ライフハック』(ディスカヴァー21)、『生きづらさにまみれて』(晶文社)がある。

Twitter @himeno_kei

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