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「号泣した」「この文章に救われた」反響多数! 村井理子さん「犬と本とごはんがあれば」人気エッセイTOP5

『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』『エデュケーション 大学は私の人生を変えた』『捕食者』など、多くの翻訳を手掛け、『兄の終い』『全員悪人』なども家族にまつわるエッセイも話題の村井理子さん。

村井さんが日々思うことや、読んだ本について綴る人気エッセイ連載「犬と本とごはんがあれば 湖畔の読書時間」が、8月23日配信回をもって30回を迎えました!
更新するたびに多くの反響が寄せられる本連載ですが、今回は、過去30回の中から特に話題を呼び、アクセス数を伸ばした人気エピソードBEST5を発表。
連載内の心に響くフレーズや、読者の皆さまから届いた感想の声とともにご紹介します。
本連載ファンにはおなじみ、村井さんの愛犬・ハリー君をモデルにしたイラストの愛らしさにもぜひご注目ください!

(イラスト/塩川いづみ、構成・文/「よみタイ」編集部)

5位  義父母の介護体験、現在進行形―私は一度も娘であったことはなかった

連載2回「義父母の介護体験、現在進行形―私は一度も娘であったことはなかった」(2020年7月27日配信)は、義両親の介護にまつわるエピソード。

村井さんの介護の日々といえば、2021年6月に発表された『全員悪人』 で、認知症の義母の視点で描かれたドラマが話題を呼びました。

本連載では、義理の娘としての立場から、かつては折り合いの悪かった義母の介護や老いについて、村井さんの思いが綴られています。

結局私は、一度も二人の娘であったことはなかった。書類上はそうであっても、そうではなかった。だからこそ、私は二人に対して、夫の何倍も穏やかに対応することができているのだ。この境地に辿りつくことができてよかったと思う。
(連載本編より)

これについて読者からは、「義両親に対する複雑な感情や距離感が自分と重なった」、「『全員悪人』を読んでからこれを読むと、あらためて著者の優しさを感じる」といった声が寄せられました。

4位 兄の部屋の焼酎4リットルパックが伝えるメッセージ―アルコールと距離を置いていたのなら

連載25回「兄の部屋の焼酎4リットルパックが伝えるメッセージ―アルコールと距離を置いていたのなら」(2021年6月21日配信回)は、アルコールに依存する人生を送った今は亡き両親や兄についてのエピソード。

両親がアルコールと距離を置いていたのなら、私たちはもっともっと幸せに暮らしていたはずだ。楽しい思い出を積み重ねる生き方ができていたはずだ。
この世には、酒と上手に付き合える人と、そうでない人がいる。私の家族は、私を含め明らかに後者だった。
(連載本編より)

こうした村井さんの言葉を受けて、読者からは「(これを読んで)アルコールを辞めて正解だと思えた」、「依存症の怖さと難しさを感じた」といった声がありました。

ややヘビーな本文の内容とは対照的に、この回のハリー君のイラストは、大きめな前足を出して寝そべり、ペロリと舌を出したお茶目な姿。
「ハリー君がかわいい!」、「癒される」と、イラストについてのコメントもありました。

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