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作家10名が競演!Twitter文学アンソロジー『本当に欲しかったものは、もう』の表題作を試し読み! 4月の月間ランキングTOP5

【4位】スパゲッティがパスタと呼ばれ始めた日/異国の味(稲田俊輔)

南インド料理など食の新しい潮流を生み出し続ける料理人で飲食店プロデューサーの稲田俊輔さんによるエッセイ連載「異国の味」。
「現地風の店」が出店すると、なぜこれほど日本人は喜ぶのか。
日本人が「異国の味」に求めているものはなんなのか。
博覧強記の料理人・稲田さんが、日本人の「舌」を形成する食文化に迫る連載です。

前回より、日本の外食文化の絶対王者「イタリアン」の考察シリーズがスタート。
「スパゲッティがパスタと呼ばれ始めた日」(4月28日配信)は、イタリア料理編の2回目です。
月末配信ながら、ランキングを一気に駆け上がり、月間4位に。
あらためて本連載の人気の高まりを示す結果となりました。

イラスト/森優
イラスト/森優

日本は90年ごろを境に、ナポリタンの時代からパスタの時代に移り変わった、というのが、割と一般的な歴史認識なのではないでしょうか。しかし個人的にはこのナポリタン時代とパスタ時代の間に、もうひとつの時代が挟まっていたと考えています。世の中にそのジャンルを指し示す明確な言葉は無いので、僕は勝手にそれを「ハザマの時代」、そしてそこで提供されていたようなスパゲッティを「ハザマのスパゲッティ」と呼んでいます。

と著者。
この「ハザマの時代」に生まれた独特の文化とは。そしてそれが日本のイタリアンに与えた影響とは……。

「レストランの楽しみ方が変わる」「レシピも料理写真も出てこない料理連載。でも面白い」と、大好評の連載。
残り3回のイタリア料理編も、引き続きご期待ください!

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