2023.7.1
話終わるまで“相づちなし”がマナー。「スペースを尊重」するフィンランド流のコミュニケーション術とは? 6月の月間ランキングTOP5
【2位】あの世への旅立ちも破天荒だった父、その時母は…… 最終回 笑いと許しの終末介護〜ドリフのコント並みカンファレンスと両親の見送り/「猫沢家の一族」(猫沢エミ)
ミュージシャンや文筆家として幅広く活躍する猫沢エミさん。
猫沢さんは、2002年から5年暮らしたパリを離れ帰国、そしてふたたび2022年2月にパリへ拠点を移しました。
遠く離れたからこそ見えてくる日本、故郷の福島、そしていわゆる「普通」とはかけ離れていた実家のこと……。
「猫沢家の一族」は、自他ともに認める、強烈な個性の持ち主の猫沢一家をめぐるエッセイ連載です。
「最終回 笑いと許しの終末介護〜ドリフのコント並みカンファレンスと両親の見送り」(6月15日配信)は、父母それぞれの「お別れの仕方」についてのエピソード。
「おまえ、ロープ持ってこい!」
「え……? ロ、ロープ? なにに使うんですか?」
「今、こいつ(担当医)が手術しなかったら余命6ヶ月で、苦しみながら死ぬって言ったよな? じゃあ、今すぐここで首吊って死んでやるから、さっさとロープ持ってこい‼」
と、余命宣告の場でも“らしさ”全開の暴走を見せた父。
闘病から最期の時まで、父母の強烈な個性は炸裂し続けて……。
2023年秋頃に連載をまとめた単行本が発売予定です。お楽しみに!