2022.5.1
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【2位】自宅で最期を迎えたい末期がんの父と家族を想う長女の本音 「第9話 選べる道 選べない道」/「いのちの教室」(明)
看護師資格を持つ漫画家の明さんが描く「いのちの教室」。
前作『漫画家しながらツアーナースしています。』では、学校の修学旅行や自然教室に同伴する看護師「ツアーナース」の立場から、現代の子どもたちの姿を描き、子育て層を中心に、大きな反響を呼びました。
今作は、ツアーナースと漫画家になる以前、病棟看護師としての経験の中から考えた死生観を、独自の視点で描くヒューマンエッセイです。
こちらの連載から「自宅で最期を迎えたい末期がんの父と家族を想う長女の本音 『第9話 選べる道 選べない道』」(4月10日配信)が、2位にランクインしました。
この回は、42歳の末期がん患者「深浦さん」のエピソードです。
余命僅かの深浦さんは、最期は自宅で家族とともに過ごすことを望みます。しかしそれを長女が拒否。
足の悪い祖母、父に代わって家計を支える母、まだ幼い妹など、長女なりに家族の事情を考え抜いた末の拒否でした。
長女の思いがけない反応に、「俺は家族のためにずっと働き続けてきたのに」と深浦さんはショックを隠しきれず……。
最期に後悔しないため、どう生きるべきなのか。人生において優先すべきことは何なのか。正解のない問いだからこそ、大切な人と一緒に読んで考えたいエピソードです。