よみタイ

【「いい夫婦の日」推薦本】『妻が口をきいてくれません』など、 夫婦関係を考える・改善するヒントが詰まった3冊

11月22日は「いい夫婦の日」です。1988年に財団法人余暇開発センター(現日本生産性本部)によって提唱され、その後、1998年に設立された「いい夫婦の日」をすすめる会によって普及が推進されてきました。
近年では、この日が夫婦の記念日として広く認知されるようになり、入籍日に選ぶ人や、夫婦に関するイベントが開催されたりすることが増えています。

そこで「よみタイ」では、「夫婦の日に読みたい本」を紹介する特集をお届けします。全3回の特別企画です!
第1回目となる今回は、「よみタイ」発の“夫婦本”をピックアップ。コミックから法律的見地の解説書まで、様々な角度や視点から、夫婦関係や夫婦のあり方について考えるきっかけとなる本を3冊ご紹介します。
夫婦で一緒に読む本としてもオススメです!

(文・構成/よみタイ編集部)

たちまち重版の大ヒットコミック! 野原広子『妻が口をきいてくれません』

「よみタイ」発の夫婦本といえば、まずこちら!

『妻が口をきいてくれません』は、野原広子さんが、すれ違う夫婦の姿をリアルに描いたコミックです。

ある日突然口をきいてくれなくなった妻。
大した喧嘩した覚えもないのに、妻はなんで怒っているのだろう……?
妻、娘、息子の4人家族として、ごく平和に暮らしていると思っていた夫は戸惑うばかり。家事、育児は普通にこなしているし、大喧嘩した覚えもない。
気づけば妻が口をきかなくなって3日、3ヶ月と時が過ぎ……。

「妻はなぜ口をきかなくなったのか?」「夫は何をやらかしたのか?」というミステリー要素も関心を集め、連載時(2020年1月〜8月)から、SNSなどでも賛否両論渦巻く大反響を呼んだ本作。
今年5月には第25回手塚治虫文化賞・短編賞を受賞した超話題作です。

二人の子供が生まれ、夫婦というより「ママ」と「パパ」になった妻・美咲と、夫・誠。
美咲は日常生活の中で蓄積された夫への失望を「口をきかない」という形で表しますが、誠にはそんな美咲の心の叫びは届きません。
読者からは「無神経な誠に腹が立つ」「美咲の心の痛みや疲弊が分かる」という妻寄りの声が多い一方で、「無視では何も解決しない」「口をきかずに察してというのはどうかと思う」という声も少なくありませんでした。

性格や立場によっても、印象的な場面や受け取り方が大きく変わる本作。
パートナーと、あるいは両親と、一緒に読んで感想を伝え合うと、相手の意外な一面や結婚観が見えてくるかもしれません。

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