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文化の日に博物館を120%楽しむ! 愛好家が語る「ミュージアムグッズ」の魅力と新たな可能性

“持ち帰る”のではなく“持って行く”のもアリ!

――全国の博物館巡りをライフワークとされている大澤さんですが、新型コロナウイルスの影響はいかがですか?

コロナの影響で休館しているミュージアムも多かったのですが、徐々に事前予約制など感染対策をとって楽しめるところが増えてきました。
まだ積極的にお出かけができる状況ではない人も多いと思いますが、そんな時にこそ、じっくりと各ミュージアムのホームページをチェックするチャンスです。
博物館は社会教育施設で、それぞれに社会的使命があります。博物館が社会に果たす役割や、地域にどう貢献していくか、資料の収集方針など、ホームページにも掲載されています。博物館を訪れる前にそういった情報チェックしておくと、実際に訪れた際に、より深く楽しむことができますよ。
また、最近はオンラインショップを開設し、実際に訪れなくてもグッズを購入できるようにしているミュージアムも増えてきました。これまでは展示を見た帰りにお土産としてグッズを買うというのが定番でしたが、グッズを先に買っておいて、コロナが落ち着いたらそれを持ってミュージアムに行くというのもいいですよね。ミュージアムグッズには、興味関心の入り口になるポテンシャルがあると思います。
ミュージアムのロゴや展示物のデザインをあしらったTシャツやピンバッチ、トートバッグなどは多いので、それらをコーディネートしてミュージアムに足を運ぶのもオススメです。収蔵品に合わせたコーディネートを楽しむのは私もよくやっています。

――11月3日は文化の日ですが、あらためて博物館の楽しみ方を教えてください。

私はミュージアムグッズ愛好家ではありますが、企画展も常設展も見てからショップへ向かいます。博物館が何を大切にしているのかが、展示同様、ショップやグッズに立ち現れているのかを見ています。皆さんもグッズだけを楽しむのも良いですが、その背景にどんな博物館の「姿」が見えるか、観察してみてほしいですね。
文化の日は全国の多くのミュージアムが入場無料になります。有名な施設ですと、石川県金沢市の「国立工芸館」や、東京上野の「国立化学博物館」「国立西洋美術館」、大阪市の「国立国際美術館」などが無料です。
これまで訪れたことのないミュージアムを訪れる良いきっかけになるのではないでしょうか。

* * *

ミュージアムグッズ愛好家・大澤夏美さんの書籍『ミュージアムグッズのチカラ』(国書刊行会、1980円)では、全国各地49施設のミュージアムグッズを紹介。博物館の楽しみが広がる1冊です!

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大澤夏美

おおさわ・なつみ
北海道大学大学院で博物館経営論をベースとしてミュージアムグッズの研究に取り組む。会社員を経て、ミュージアムグッズ愛好家として活動中。保有するミュージアムグッズは1000点を超える。
HP http://momonoke.wpblog.jp/
note https://note.com/momonoke
Twitter @momonokeMuseum
Instagram @momonoke.museum

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