2020.10.31
40代を乗り切るために必要なのは、歩き回って牡蠣食べること!? 大久保佳代子×川村エミコ対談「40代女子の答え合わせ」
「私たち、これで合ってる? 40代女子の答え合わせ」と題したイベントは、対談ゲストに川村さんが普段から仲良くしている先輩芸人の大久保佳代子さんをお迎えしました。
40代が不安……と焦る川村さんに、ひと足早く40代を駆け抜けている大久保さんからの、アドバイスや愛あるダメ出しも飛び出したイベントの様子を、ダイジェスト版にて公開します!
(構成/よみタイ編集部 撮影/齊藤晴香)
書くのって大変!
川村 お忙しいところ今日はありがとうございます。
大久保 お仕事ですから(笑)大丈夫。今日は暇だったから家から30分かけて歩いてきましたから。普通に歩くだけで1.5倍のカロリーが消費できるって靴をはいて。
川村 今回は私の初めての本の刊行イベントに来ていただいたんですけど。
大久保 読みましたよ、ペラペラ~っと。
川村 読んでくださったんですね! ペラペラで全然いいです。嬉しいです。
大久保 不思議とペラペラっとで入ってくる内容なのよ、読みやすくて。文と文の間とか、リズムがちょうどいい。今年40歳だっけ? こういう幼少期があって、今こんな感じに仕上がってきてるのねって、エミコさんのルーツがすごくわかった感じがしました。
川村 大久保さんも本を出されてますけど、書くのってめちゃくちゃ大変じゃないですか?
大久保 大変。でも書くってことのいいところは、書いていると、自分の中で記憶がまとまってくるじゃない? こんなことがありました、っていうのをトークで話しやすいっていうのはあるよね。
川村 確かに、これまで幼少期のことを忘れちゃいけないって思って生きてたんですけど、一度書いてアウトプットすることで、一回忘れていいよって思えるようになりましたね。心のクラウドに一回上げて、ハードが空いたというか、新しい思い出をまた入れていけるなーって思ったのはあります。
大久保 なんで忘れちゃいけないって思うんだろう?
川村 いや、思い出の少ない人生ですから(笑)。
大久保 そうかなあ~結構ひどいエピソードいっぱいあるじゃない?(笑)
平々凡々な人生じゃないよ、これ。一般的な思い出の種類ではないかもしれないけど。
そういうのを、こうして文章にして本にする、っていうのがエミコさんの持ち前の執念深さのなせる業なわけじゃん。
川村 たしかに、これは執念深さの結晶ですね。こうして形になると嬉しいです、本当に嬉しい。今、中目黒で配って歩きたいくらいです。
大久保 でもさ、本当に困るのはね、こうして知り合いの人から「エッセイ出しました」ってもらうじゃない? 読んだ後どうすればいい? 捨てられないのよ!
川村 いいですよ、売れないかもですが、売るなり、知り合いの方に渡すなりしてください(笑)。