2020.10.31
読書週間に読みたい!「感性を磨き、自分を育てる」厳選5冊
恋愛する愚かな男女への愛と毒に溢れてる
気鋭の書き手、鈴木涼美さんが独自の着眼点と表現で男女の実態を分析する『非・絶滅男女図鑑 男はホントに話を聞かないし、女も頑固に地図を読まない』。
令和を生き抜く現代男女の生態を4分類29種に系統立て、その生息地から形態、行動までを、豊富な具体例とともに舌鋒鋭く解説しています。
人間の愚かさやどうしようもない情けなさなど、その本質をいまや“涼美節”と呼ばれる独特のテンポで指摘する語り口は痛快そのもの。
堀江ワナビー男〜いいからお前は会議に出ろの話
枯れない人妻女〜既婚者のバイタリティが溢れまくってる話
ニッポンの不倫男〜罪悪感がないにもほどがある権利主張の話
……などなど、エピソードタイトルからして涼美節が炸裂。
これまで心のどこかで気になりつつもスルーしてきた人々や会話を、斜め上いく角度で捉え直す視点や言葉が満載。
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鎌倉育ちだから知る優雅で洒脱な美味たち
『鎌倉だから、おいしい。』は、鎌倉育ちの作家、甘糟りり子さんがこよなく愛する鎌倉の美味を自らの思い出とともに語るエッセイ集。
鎌倉育ちで、鎌倉で今も暮らす甘糟さんだからこそ知り得た、当地の魅力やおいしさが満載です。
でも、もし、あなたが
鎌倉の飲食店のガイドブックを探しているのなら、
ごめんなさい。
これは、そういう本ではありません。
そう前書きにもあるとおり、単なるグルメガイドとはまた違う、どこかクールな視点とリアルな文章こそ本書の大きな魅力。
阿部伸二さんによる美しく精緻なイラストもあいまって、まるで実際に鎌倉を訪れているかのような気分を読むだけで味わうことができます。
秋の夜長、お気に入りのコーヒーやワインを片手にページをめくりたい1冊です。
書籍の詳細はこちらから。