2020.10.17
「今日も美味しいお店をありがとう」口の肥えたギョーカイ人も惚れ込むスペシャリストと味わう5軒
レストランに困ったら綾子さんに聞け!はギョーカイグルメ人の合言葉
ちーす! どーも!
ギョーカイ人の編集長Sです! 毎晩、西麻布やら銀座やらで会食三昧、いやー大変ッス!
……というのは真っ赤なウソで、本日もこうしてお仕事にいそしむSです。
そして、「あー、今日も頑張って働いたなー、なんかおいしいもの食べたいなー」の延長線上には、いつも高橋綾子さん。
思えばちょっとした仕事がご縁で知り合ってからかれこれ15年あまり。明るくてさっぱり気質で、おいしいお店に異常なほど詳しい綾子さんは、舌が肥えてるギョーカイ人の間でもスペシャルな人気者。そんな彼女が折に触れ、私をいろんなお店に連れて行ってくれ、ついにはこんな大変な 連載を2年も続けてくださいました。
「ちょっと誰か連れていくお店を探す時は、まずあの連載見るんだよ」
「更新されてすぐ電話したのに、もう予約とれなくなってた~」
連載中、何度そんなお言葉をいただいたことか。
かくいう私もこの76回で紹介されたお店の半分以上には何かと理由をつけてはちゃっかり訪れ、「うーん、さすが綾子さん!」と感服しつつ満腹のお腹をさすりつつ、帰路についたものでした。
そして実は、綾子さんの好きなお店は綾子さんと一緒に訪れると、またおいしさも楽しさも格別なんです。今回は、連載に登場したお店の中から実際に綾子さんとご一緒した5軒を振り返りながら、不肖Sがレポート!
「鮓職人 秦野よしき」〜お鮨を食べる喜びの原点を思い出させてくれる店
「お鮨って難しいよね。すごく高いお金を払えば美味しいお鮨は食べられるけど、ちょっとしたご馳走感覚で行けて、使い勝手のいいお鮨屋さん、ってなかなかないの」と言う綾子さんが、紹介してくださったのがこちら。
実は今は麻布十番に移転しておりますが、この記事が公開された当時はまだ鳥居坂下にありました。
大将の秦野さんは気さくでおおらかなお人柄。元々はお鮨のコース内でチャレンジングな試みもされていたけれど(その時デザートで出していたチーズケーキ、また再開してくれないかなあ。お鮨の後にチーズケーキですよ! 濃厚な玉子のつまみ、って感じだったんです)、今はつまみから握りへ流れる、王道たるお鮨を極めていらっしゃいます。
この大将と綾子さんの楽しい掛け合いを聞きながら、ひたすら握りとガリ(これまた絶品)を交互に口に運ぶのが至福のひとときだったのでした。
ちなみに移転した麻布十番にもその後お邪魔しましたが、おもてなしもお鮨もかなりのグレードアップぶり。お値段も少々グレードアップしましたので、とても月イチでは通えませんが(笑)、何か特別な時のご馳走お鮨として、心のグルメ手帖にメモしています。