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リモートワーク時代を勝ち残るために極めたいビジネス成功への3つの秘訣

【秘訣その2】相手に「メリット」を与えられる発信者になろう

リモートワークや在宅勤務も含め、広い意味で「ニューノーマル」が謳われる昨今、いつでもどこでも発信できる、ウェブコンテンツを活用したビジネス市場はますます拡大の傾向に。
物理的に人と会えないぶん、SNSやYouTubeを通して、情報を集める、あるいは発信する、遠方の人とコミュニケーションする、という新しいチャンスも増えています。

また、オフィスに出社する必要がなくなり、時間の自由度が広がったことで、スキマ時間にブログやSNSを活用した副業ができたら……。そんなふうに考えている人もいるのでは?

今はスマホ一つあれば、誰もが情報を発信できる“一億総クリエイター時代”。
とはいえ、人が集まるウェブコンテンツを作成して、さらにマネタイズもするためには、受け手にメリットがある情報を発信し続けなければなりません。それができなければ、単なる自己満足、日夜更新されるウェブコンテンツの海にどんどん埋もれていくだけかも……。

時代の波にのっていくためのコンテンツ戦略とはどのようなものなのか。
MBさんのこちらの回、今だからこそ参考になります。

「MB的コンテンツ戦略論 ~人を集めるにはたった2つ意識すればいい」

皆、ターゲティングがあまりにも粗すぎる
皆、ターゲティングがあまりにも粗すぎる

SNSでもブログでもメルマガでもYouTubeでも、情報配信を行う誰もが共通して思うことは「どうやったら人を集めることが出来るか」に尽きます。
しかし残念ながら多くの人は戦略の段階で方向を間違えており、「いくら努力しても人が集まらないコンテンツ」に成り下がっています。

今回は「MB的コンテンツ戦略論」をお届けします。

どんなブログでもどんなSNSアカウントでもどんなYouTubeチャンネルでも失敗している例には典型的なものがあります。

その典型例とは「ターゲティングが粗い」こと。

例えば多くの洋服屋さん、美容室、飲食店のアカウントなどはこうした失敗例が大変多いです。
洋服屋さんのブログなのに「今日はこんなラーメンを食べました」とか「最近は米津玄師を聞いてます」とか、まるで関係ない日常のことを書いていたり。美容室さんのブログなのに「スタッフ皆で旅行に行きました」とか「今日は打ち上げでした」とか、お客様にまるで関係のないことを更新していたり。

おそらくこれは有名人ブログの影響かと思います。
アメブロにUPされている有名人・芸能人のブログなどは、日常のこと、日々のことなどなんてことのない日記を公開し、ちゃんと数字を集めています。しかしそれを一般レベルのお店や個人が行っても実はほとんど意味がない。
汚い言葉で単純に言えば、「お前の日常なんて誰も興味ねえよ」で終わりです。

ブログもSNSもYouTubeも「商品」と同じように考えてみてください。

商売において商品はお客様にメリットを与えるものであるからこそ、お金が発生するわけですよね?

洋服ならおしゃれにしてくれるから、美容室なら格好いい髪型に整えてくれるから、飲食なら美味しいものを提供してくれるから。お客様が商品に対して何らかのメリットを感じてくれるから対価を払い、またリピートしてくれるわけです。

これはブログやSNSやYouTubeも全く同じです。
数あるページからあなたのアカウントを選んでフォローしてくれるのは、その人にとって何らかのメリットを感じているからに他なりません。
逆に言えばメリットがなければ見かけても素通りしてしまうわけで、いつまでもフォロワー数は増えないでしょう。

ブログやSNSやYouTubeなどでは、この「メリット」が欠落している人があまりにも多いのです。

「おいしいラーメンの情報」を探しに洋服屋さんのブログにいく人はいません。
「聴いている音楽を知り」に美容室のブログに見にいく人はいません。つまらない愚痴を見にSNSアカウントを探す人はいません。誰も知らない個人の日常を納めた動画を見るためにYouTubeチャンネルに登録する人はいません。
もちろんごく一部にはそうした人もいるでしょうが、そうした人はすでにあなたに興味を持ってくれている人でしょうから、そんな動画をあげなくても放っておいてもいくらでもフォローも登録もしてくれます。

コンテンツにおいてまず最初に考えるべきは「ターゲティング」です。
誰にどんなメリットを与えるか、を明確にすることです。
そして基本的にはその方針を貫くことです。
余計な情報を極力入れないこと。

例えば洋服屋さんなら「来店圏内のお客様に、来店したくなるような情報を届ける」と規定するならば、それに沿った情報だけをひたすら配信することです。
「ラーメン食べました」とか「この音楽がイケてます」などの情報ははっきり言って不要です。もちろん10更新するうちの1くらいならまだいいですが、それ以上ともなるとやり過ぎです。

何故なら貴方は飲食店で洋服を提案されたら買いたくなりますか?
美容室でラーメンを出されて食べる気になりますか?

不要な情報や提案は離脱の原因となります。
商売の基本中の基本ですが、お客様は「求めていないサービスが出てきた時に離脱する」ものでしょう?

メンズのお店がレディースの服をたくさん置き始めたら「あ、ここは俺の通う店じゃなくなったんだな」と行く頻度を少なくするでしょ?
こんな当たり前のことが出来ていないのが、SNSやネットの世界です。

ラーメン食った、音楽聴いた、そんなどうしようもない情報を配信すればするほど、あなたのフォロワーは簡単に減っていきます。
だって望むべきサービスじゃないのだから。
ターゲティングをしたら、それに即した情報だけを徹底的に与え続けるのがセオリーです。

では芸能人や有名人のブログは何故日常を書いていても多くの人を集められるのか。
それは彼ら自身がブランド化されているからです。

彼らの存在自体がメリット化されているからこそ、その日常でもなんでも価値が生まれます。
マツコさんが面白いギャグを一つも言わなくても、街を歩くだけで価値が生まれるのと同じです。
でも我々個人はブランド化されていないので、その日常に価値などありません。
街ですれ違う人や周りの知人と全く同じ。

だからこそ我々は「メリットを作り与える」ことをしなければいけないワケ。

誰にどんなメリットを与えるか

これをまず定義しなければアカウントに人は集まりません。

例えば、上の私のYouTubeアカウントを見てみてください。

実は1週間前からYouTuberとして活動を始めました。
後発組である私ですが、コンテンツを作る際には、前述の「誰にどんなメリットを与えるか」を必ず考えます。
今回もいつもと同じですが、コンセプトは「YouTubeの客層を誰よりも分かりやすくおしゃれにする」ことです。

再生回数をちょっと見てください。着こなしを教えているものは1万回再生や、わずか1日で3000~4000階再生に到達するものもある中で、日常やイベント情報を配信したものは数日経っても1000にすら到達しないものがあります。
私はもちろん前述の通り考えて配信しているので、離脱が起こりにくいくらいの分量にしていますが……このようにコンセプトに基づいてないものは、基本的に受け入れられません。

ドラッカーは「事業は顧客から創造される」と語っていますが、まさにその通り。

SNSでもブログでもコンテンツも商売と同じ。
「誰にどんなメリットがあるか」……それを考えて、そのことだけ意識して情報を作るべきです。
それ以外のエゴやいらぬ影響が入ると、そのアカウントは簡単に失速します。

そしてコンテンツ戦略に必要なのはもう一つ、安定するまではとにかく労力を惜しまないことです。

もしあなたが特殊な才能を持っている、特別なセンスを備えている、類い稀な外見を獲得しているのならば、労力など考えなくてもいいかもしれません。
しかしながら私と同様に「凡人」だと自分で認識しているなら……あなたはどこでどうやって他人と差をつけるのでしょうか?

センスがなくても才能がなくても、他人を差をつける方法がたった一つだけあります。
それは「努力」です。
人が1時間しかしないところを自分は2時間すればいい、センスや才能があったとしてもそれを数で凌駕すればいいのです。
私は自分のことを凡人だと認識していますから、いつもそうやって壁を乗り越えてきました。

現在やっているYouTubeチャンネルも1日2本ペースで更新しています。
YouTubeの成功法などをざっと調べてみたら、「週に一回は更新しましょう」なんて書いてあったので「じゃあ俺は毎日やろう」と思って最初の2日間くらいは毎日更新しました。
3日目くらいにトップユーチューバーはどんなことしてるのかな?と思って閲覧したら、1日2件更新している人を見かけたので、「じゃあ俺は1日に2~3件やろう」と思って継続してみることにしました。
もちろん時には挫折する日もあるかもしれないけど、大概は1日2~3件更新できるように努力しています。

「そんな大変なこと長続きするわけない」

と思う人もいるでしょうが、別に長続きしなかったらそれでいいんです。

最初の1年とか半年とか、とりあえずスタートダッシュがそれでつけばいいでしょう?
努力である程度人が集まれば、その人たちの中の一部はあなたのパーソナリティを気に入ってくれて、やがて更新頻度に左右されずフォローしてくれる人が出てくるはずです。
特にブログやYouTubeは更新すればするほど蓄積されて残るコンテンツですから、半年かけて100更新くらいしてあげれば、それだけで価値が生まれます。

あーだこーだ考えてプロでもないのに「編集には数時間かける」なんてことをやって「週に一回しか更新しない」なんて状態だからこそ、差がつかないわけです。
最初の方は正解も何もわからないんだから、編集や思考に時間をかけすぎるより数を打ちまくって、そこから当たりのよかったコンテンツをピックアップして洗練させていけばいい。
数を打つのが何より大事だし、簡単に差別化する方法になります。

もちろんこれも「無駄に数を打てばいい」というわけでもない。
前述の「メリット意識」を持ってコンテンツを作らないといけません。

「ラーメン食べました」なんてコンテンツをいくら配信しても意味がないわけでね(ラーメン専用のコンテンツならいいですけど)。

誰にどんなメリットを与えるか
数打つ努力をしているか

基本的にはたったこれだけでコンテンツは変わります。

私は頭もよくないしセンスもないけど、どうして100万部も著書が売れているのか……それは誰よりもターゲティングが明確で、誰よりも努力をしているからです。

何年も月産30万文字の原稿を書き続けているし、YouTubeも自分で撮影編集までしているのに1日2件も公開しています。だからこそYouTubeも開始たった5日で現在5000人ものチャンネル登録者が集まりました。

コンテンツに迷う人は是非上の2つを強く意識してみてください。
これだけで動きは変わってきますよ。
是非ご参考に。

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