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運命の女より猫が好き…太宰治、中原中也を抑えての1位とは? 「ブンゴウ泣きたい夜しかない。」人気エピソードTOP3

文豪たちの人間臭い一面に迫る、進士素丸さんの人気連載「ブンゴウ泣きたい夜しかない。文豪たちのなんだかおかしい人生劇場」。
7月28日の配信回をもって、20回を迎えました。
公開するたびに、文豪ファンを中心にSNSなどでも大きな反響を呼ぶ本連載。
今回は、過去20回のうち、特に人気を集めたエピソードTOP3を、著者・進士さんのコメントと共に発表します!
ランキング1位は、進士さんも「意外」と語る結果に。
さて、どのようなラインナップとなったのでしょうか!? 

(構成・文/よみタイ編集部)

中原中也の切なくも愛おしい三角関係

まず3位にランクインしたのは、連載第12回「【文豪と三角関係】早逝した天才詩人・中原中也と運命の女・長谷川泰子、盟友・小林秀雄との『奇妙』な三角関係(前編)」
天才詩人・中原中也と、中原の親友であり恋のライバルでもある俊才批評家・小林秀雄、そして2人の文豪をとりこにしたファムファタール・長谷川泰子の三角関係に焦点を当てた回です。

たくさんの繊細な詩を残した中原中也の私生活では、意外な素顔が……!(画像提供/中原中也記念館)
たくさんの繊細な詩を残した中原中也の私生活では、意外な素顔が……!(画像提供/中原中也記念館)

中原は、30年という短い生涯の中で「サーカス」や「汚れっちまった悲しみに」など、350篇以上の詩を残しました。そして、そのうちの恋愛についての詩の多くが、16歳の時に出会った運命の女性・長谷川泰子を思って書かれたものでした。
しかしその愛情表現は天才詩人らしく(?)独特なものがあったようで、愛する泰子の前で女郎を買いに行くなんてこともあったのだとか。

京都で出会った中原と泰子は上京後も同棲生活をしていた。その愛の巣に、中原の良き文学議論相手として毎日のように出入りしていたのが、批評家の小林秀雄です。小林も密かに泰子に恋心を抱くようになり、3人は奇妙な三角関係に陥っていくのです……。

このエピソードを読んだ中原ファンの読者からは「三角関係といってもドロドロした印象にならないのが中原中也らしい」「(中原中也の)オスっぽい一面が知れて面白かった」といった感想が寄せられました。

この回について素丸さんのコメントがこちら。

「中原中也も詩人の中でトップクラスに人気ですね。紡ぎ出す詩情と、クリクリの目で帽子を被って写った例の写真のイメージ、それと本人のキャラクターとのギャップが中也の面白いところですよね。あのかわいい見た目で誰彼構わずケンカを吹っかけるとは思えない。
この記事は書きたいことが多すぎて、どんどん文字数が多くなっていって、結局、前後編に分けて掲載することになったことを覚えています。中也については、子供の頃の話や母親との手紙のやり取りなど、まだまだ面白い話があるので今後紹介できればと思っています」

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