2021.7.14
年収200万から年商10億までの道は「偶然」なんかじゃない〜MB『まんがでわかる「もっと幸せに働こう」』刊行記念特別寄稿
自分の未来の舵取りをするのはいったい誰なのか
私は実家から歩いて数分の距離にある地方大学出身、大した学歴は持ち合わせていません。就職した企業は地方の中小規模であり、やっていた仕事は年収200万円程度の販売員です。加えて精神疾患の持病があり、育ちは古い公共住宅に住む貧乏暮らし。毎日、鬱状態になりながら、お客さんの来ないお店に立ち続け、半ば腐りかけながらも生きていた、ごくありふれた……ありふれ過ぎた20代を送りました。
そんな私でも年商10億円以上の企業を運営しています。
そしてこれは胸を張って言えますが、「偶然」なんかではありません。
私が「このまま人生終わるものか」と腹を括ったのが29歳頃の時。借金して東京にセミナーを受講しに行き、仕事が終わればひたすら勉強し、虎視淡々と考え方を整え、1年後に副業として今の事業を開始しました。
実はこんなエピソードがあります。
数年前に実家の母から連絡があり
「あんたの部屋を掃除していたらがメモを見つけた」と。
そのメモを見て母はいたく感動したそうです。
そのメモには今の未来がそのまま綴られていたからです。
30歳にこうなる、32歳にこうなる、34歳にこうなる……
自分の仕事はファッションというツールを使って……
年商はこのくらいになり、住む家はこういうところで……
事細かに書かれた未来予想図は未達成の部分もありましたが、ほとんどが今の私をそのまま表していました。それを見た母はこう思ったそうです。
「この子は偶然で成功したんじゃなかったんだ。すべて狙ってやったことだったんだ」
母はいつも不思議がっていたのです。
「あんなに頭が悪くて冴えない息子が起業なんて、どうして??」と。
しかしそのメモを見て「努力がこの子を変えたんだ」と理解したそうです。
――私は私の成り上がりを自慢したいのではありません。
おそらく多くの起業家がそうだと思いますが、そんなものに興奮するほど人生に退屈していません。
それよりも何よりも私が興奮しながら言いたいことは、
「学歴も職歴もないただのサラリーマン」でも努力と考え方で「人生を舵取りすることができる」
ということ。
これは偉大な人間が書いた本ではないけれど、
これは虚飾でも嘘でもない。
等身大よりもさらに小さい、底の知れた若者が実際に起こした話なのです。
だからこそ皆さんに伝えたい。
人生を見限らないでほしい。
どこか自分の未来を見限っている節が、あるのではないでしょうか。
30歳になったらこうなって
40歳になったらああなって
50歳になったら、60歳になったら、70歳になったら……