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『沼の中で不惑を迎えます。』竹内佐千子さんが今年沼落ちした「BLドラマ」3選

『沼の中で不惑を迎えます。』竹内佐千子さんが今年沼落ちした「BLドラマ」3選

観ているだけで汚い心が浄化される『We Best Love 永遠の1位』

タイからやや北上し、台湾のBLドラマ。原題は『永遠的第1名』。なんと1話30分、全6話というコンパクトさ。名作は話数や時間の長さとは関係ないことを見せつけてくるドラマです。

大学4年生、同級生同士のラブストーリー。まず綺麗。とにかく綺麗。登場人物のビジュアルがみんな綺麗。観ているだけで汚い心が浄化されるような錯覚に襲われて最高です。プールの水の中のシーンが綺麗すぎて「腐女子」になんで「腐」なんて使うんだと見当違いのところに怒りが湧いてくるほど綺麗。海に向かってありがとう。

そしてとんでもなく可愛い。主人公の書逸(シューイー)が日本と台湾のダブルという設定で、(書逸役のYUさんが実際に日本と台湾のダブル)ドラマ内でたまに日本語が出てきます。書逸の「やだ」という日本語の台詞を聞いたときはもう今日は夕飯いらねー!と大の字で床に転がりました。

さらに甘い。甘い。もうめっちゃ甘い。最初の苦さどこ行ったの? 後味にも残ってないよ! 書逸が仕德(シードー)が好きという気持ちに気づくシーンは格別に甘くてたまらず、おかわりでそのシーン100万回観ました。てゆうか今もこれを書きながら観てます。告白のシーンも良すぎて辛い。みんなが大好きな「受すぎて攻」のパターンです。

サブキャラもとことん魅力的で、萌えと切なさで盛り上げていい仕事しかしない。保健室にいい攻がいる。
私は中国語の響きが格別好きなので、耳がとことん幸せに包まれることにもなりました。ラブシーンなんか耳が溶けるかと思いました。漢字だからなんとなくわかるという謎現象も起きて漢字圏に生まれてよかった祭が開催される始末。

続編に『2位の反撃』(原題『第2名的逆襲』)があります。こちらは2人とも社会人に。中身もぐっと大人向けになっていました最高! まだまだ気になるエピソードが残っているので、このまま永遠に続編を作り続けてほしいと願ってやみません。

今回紹介した作品が観られる配信サービスはこちら(2021年12月現在)
『SOTUS』/U-NEXT
『Manner of Death/マナー・オブ・デス』/楽天TV、ビデオマーケット、FOD他
『We Best Love 永遠の1位』/AmazonPrime、楽天TV、FOD他

全アラフォー必読のコミックエッセイ

『沼の中で不惑を迎えます。輝くな! アラフォーおっかけレズビアン!』大好評発売中!

人生の半分以上、沼にはまり続けて20年。
アラフォー、独身、実家暮らしの漫画家・竹内佐千子さんが、輝かない日常を綴るコミックエッセイ。
不惑を迎えるはずの身にふりかかる、推しの結婚、お金や健康問題、親の介護や自身の老後への不安……。
オタクにも非オタにもあまりにも切実すぎる、全アラフォー必読の書です!

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竹内佐千子

たけうち・さちこ●漫画家。おっかけ対象が男子で恋愛対象が女子のレズビアン。
自身の恋愛体験を描いたコミックエッセイをはじめ、おっかけ、腐女子、などをテーマにしたコミックエッセイを描き続け、最近はストーリー漫画も描いている。
赤ちゃん本部長』(講談社)、『これからは、イケメンのことだけ考えて生きていく。』(ぶんか社)など。
ホームページhttp://takeuchisachiko.jp/
Twitter @takeuchisachiko

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