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2000万超えの借金を背負った作家・借金玉さんが「100万円でチョウザメを買う」理由

2000万超えの借金を背負った作家・借金玉さんが「100万円でチョウザメを買う」理由

ロシアにチョウザメの買い付けに行きたい

もちろんせっかくチョウザメを買うなら、卵だけでなく、身もしっかり味わいたいです。チョウザメで魚醤を作ってそれに身を漬けてみるとか、チョウザメのヒレでフカヒレを作ってみるとか、やってみたいことは無限にあります。コロナが落ち着いたら、人を集めて「チョウザメ一匹丸ごと食べてみた」というイベントも開催してみたいです。

いつかはロシアの方にチョウザメの買い付けにも行ってみたいなあと思います。カスピ海で獲れるチョウザメは日本で養殖されているものとは種類が違うので、実際に食べ比べてみなければわからないこともあるはず。
「俺が血抜きと締めをやるから、すぐに真空パックして空輸させてくれ!」と、地元の漁師に交渉して最高品質のチョウザメを入手したいです。
「実はチョウザメの胃袋が超美味しい」みたいな発見があったら最高じゃないですか。

ここまでいくとさすがに100万円では足りなくなってきますが、「自由に使える100万円があるならやれるところまでやってみるか!」と、“加速剤”的な使い方をしたいと思います。

ロシアで最高のチョウザメを買い付けるために、有能な通訳も雇わねば……
ロシアで最高のチョウザメを買い付けるために、有能な通訳も雇わねば……

「コンビニ弁当を買うお金がなくてもボラ子を買う」

料理人でも漁業関係者でもない僕が、なぜカラスミとかチョウザメの話ばかりしているのかと疑問に思う方もいるかもしれません。

僕がカラスミにこだわったり、100万円をチョウザメに費やしたりしたいと思うのは、ただ面白いことがやりたいからです。
面白いことをやり続けなければ人生はしぼんでしまいます。

カラスミ作りだって、「お金がなくてもカラスミを作らないと人生がダメになる」「コンビニ弁当を買うお金がなくてもボラ子を買ってカラスミを作る」と思ってやってきました。
お金がなくなることよりも、人生がしぼんでしまうことの方が嫌なのです。

実際のところ、僕には、個人資産と呼べるものがほとんどありません。財産は、今財布に入っている数万円だけです。
僕のペンネーム「借金玉」の権利は僕が代表取締役を務める法人が所有しています。だから、本の印税やライターの原稿料は会社のお金だし、持ち物のほぼ全てが会社の備品です。僕には収入と呼べるものはなく、過去に会社に貸し付けた役員報酬を返してもらって暮らしていました。最近やっと役員報酬が受け取れるようになり、うれしかったですね。

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借金玉

しゃっきんだま
1985年、北海道生まれ。ADHD(注意欠如・多動症)と診断されコンサータを服用して暮らす発達障害者。二次障害に双極性障害。幼少期から社会適応がまるでできず、小学校、中学校と不登校をくりかえし、高校は落第寸前で卒業。極貧シェアハウス生活を経て、早稲田大学に入学。卒業後、大手金融機関に就職するが、何ひとつ仕事ができず2年で退職。その後、かき集めた出資金を元手に一発逆転を狙って飲食業界で起業、貿易事業等に進出し経営を多角化。現在は、不動産営業とライター・作家業をかけ持ちする。著書に『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』(KADOKAWA)『発達障害サバイバルガイド』(ダイヤモンド社)がある。
Twitter @syakkin_dama

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