2022.3.25
【沼田晶弘先生・新刊発売記念】子どもへのイラッにはどう対応? 反抗期ママの本音がわかる座談会
親と子どもは別の人間
ぬまっち:やっぱり、子どもは親とは別の人間だということを忘れちゃいけない。
Bさん:ものすごくそう思います。マインドが変わったことで、娘が私とは違う一人の人間で、彼女にもいろんな事情があるし、私にも事情があると気づいた。気づいた上で会話するようになってから、すごく関係がよくなりました。
娘も私に話を聞いてもらえるというのがちょっとずつわかってきたから、たくさん話してくれるようになったんです。これまでだったら私は母親ぶって偉そうに、上から目線で答えていたんですけど、今は「私はこう思うよ」「よかったら参考にして」と、同じ目線で対話ができます。
Eさん:娘さん、受験されたんですよね。「勉強しなさい!」「イヤだ!」みたいなバトルにはなりませんでした?
Bさん:ぬまっちに出会ってなかったら、きっとひたすら「勉強しろ!」って怒鳴ってましたね(笑)。実際は、声かけはしてましたけど、娘はもうきちんと受験や勉強を自分事化できていて、すごくいい感じに取り組めていたから大丈夫でした。
ぬまっち:もうね、Bさんがこんなに娘さんを褒めていること自体、すごい変化だよ。
Aさん:そうですね(笑)。Clubhouseでは、娘さんのことを「ああ言えば、こう言う」「すごい生意気」なんて言って、プンプン怒ってた。
Bさん:そうでしたっけ(笑)。結局は、私のマインドの問題だったわけで。
Eさん:関係がよくなったのは、対話ができるようになったから?
Bさん:もう一つ、娘の様子を見て「今日は話せそうにないな」とわかったら、私が一旦引くことができるようになりましたね。以前は、徹底的に詰め寄ってたから。
Cさん:娘さんから見たら、お母さんがすごく変わったように思えるんじゃない?
Bさん:ちょっとはこの人マシになったな、と思ってるかも(笑)。
Eさん:親御さんのマインドが変わったことで、お子さん側に目に見える変化がありましたか?
Aさん:こちらがイライラしなくなった分、子どもも無駄にイライラしなくなりました。
Bさん:無意味なバトルには、ならないよね。
Aさん:泥仕合はかなり減りましたね。「うざい」とかは言われますけど、だからといってこっちが「どうして、そんなこと言われなきゃいけないのよ!」みたいにはならないから。
Dさん:今回は引いとこう、みたいな?
Bさん:日によっても違うけど、「あら、うざいの?」みたいな(笑)。
Aさん:こちらもイラッとしたら別の部屋に行って距離をとることもあるし、調子がいいときは、わざとベタベタしてみたり……。
Bさん:最近はもう、娘のほうからすごく話をしてくれるようになりましたよ。今までは、学校のことを私のほうから根掘り葉掘り聞き出してたんですが、今はいろんな話をしてくれます。相談されることもあるし、いいことも、悪いことも言ってくれるようになりました。これってすごく大きな変化だし、すごくうれしい。
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東京学芸大学附属世田谷小学校の教諭であり、子どもの自主性を引き出す授業で定評のある著者“ぬまっち”が、全学齢期に応用可能な「親側のマインドセット」を説き、実際に保護者から寄せられた相談など、豊富な事例とともに掲載。
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