2021.2.28
キックボード流行の端緒を開いた(かもしれない)一台を持っている件について
裏原宿のショップめぐりに最適だったために流行は広がった
当時は裏原宿ブームの最盛期で、原宿の裏通りはいつも若い買い物客であふれていた。
点在する裏原ブランドのショップをくまなくチェックして回ろうと思ったとき、手軽な折りたたみ式キックボードは、最高の足になった。
裏原宿キッズがショップめぐりに使うようになったのち、キックボードの流行は全国へと飛び火していった。
約20年前に手に入れた僕の初期型キックボード、その後どうしたかというと、実はいまだに使っている。
もうだいぶ古びてしまったけど、こういう想い出がある品なので、なんとなく手放せないでいる。
いまでは子供以外で乗っている人をあまり見かけなくなったキックボード。
でも僕は堂々と、今日も近所のコンビニまで乗っていくのだ。
サブカルオヤジたちに捧げるコラム集!
サブカル派を自認する人間はそれぞれ十人十色の「俺のサブカル」を持っていて、これが中年のオヤジともなると、なかなかに厄介でややこしい……自らそう語る、元・雑誌「smart」編集長・佐藤誠二朗さんによる、愛すべきサブカルオヤジたちに捧げるコラム集。書籍『オフィシャル・サブカルオヤジ・ハンドブック ストリートおじさんの流儀100』の詳細はこちらから。