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なぜ嫁が長年我慢を強いられるのか? 翻訳家・村井理子さんにとって正月は「地獄のイベント」だった。「よみタイ」週間ランキングTOP5【1月15日~1月21日】

【4位】バブル末期の名古屋で起こった、フレンチレストラン最悪の思い出/ 「異国の味」(稲田俊輔)

イラスト/森優
イラスト/森優

南インド料理など食の新しい潮流を生み出し続ける料理人で飲食店プロデューサーの稲田俊輔さんによるエッセイ連載「異国の味」。
「現地風の店」が出店すると、なぜこれほど日本人は喜ぶのか。
日本人が「異国の味」に求めているものはなんなのか。
博覧強記の料理人・稲田さんが、日本人の「舌」を形成する食文化に迫ります。

前回の週間ランキングで1位に輝いた「バブル末期の名古屋で起こった、フレンチレストラン最悪の思い出」(1月13日配信)が引き続き読まれ続け、4位にランクイン。

今回は、高級店フランス料理店で体験した最悪な思い出について綴られます。

30年ほど前、「そこそこいいホテルの中に入っているメインダイニングのフランス料理店」を訪れた著者。
しかしその店のサービスマンは、「注文の時に、長い料理名を読み上げていると、途中でプッと吹き出しながらそれをさえぎ」ったり、「追加でフォアグラ(もちろん最高額メニューのひとつです)を薦めてきて、断ると光の速さで回れ右をして、そのまま無言で去って」行くような、ひどい態度。
このインパクトが強すぎて、その後しばらくフランス料理から遠ざかっていた著者ですが、2000年前後のカフェブームで「再び日常にフランス料理を取り戻す」ことになり……。

フランス料理のみならず、カフェと食文化の関わりや変遷についても独自の視点で考察されたエピソードです。

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