2020.9.9
ディズニーランドと優しい噓
次の日幼稚園に行くと、毎日小さな幼稚園の手帳カレンダーに先生がシールを貼ってくれるのですが、先生が「えみこちゃん、昨日はお休みだったから、ココに貼るね~。」と1個飛ばし、1日飛ばしで、シールを貼ってくれました。その時気付きました。
「幼稚園、お休みじゃなかったんだ!!」
幼稚園で先生が貼ってくれるシールがとてもかわいくて、とにかく楽しみで、全部集めたいと思っていた私は、ものすごいショックで心が悲しみでいっぱいになっていきました。
家に帰って母に泣きながら言いました。言葉が気持ちを追い越すと涙が溢れて来てしまいます。
「幼稚園休みたくなかった! 本当はお休みじゃないって言って欲しかった!」
母は「ごめんねぇ。」と言ってくれました。
良かれと思って「お休み」と言ってくれたのですが、「幼稚園はあります。でも、空いているからお休みして、ディズニーランドに行こう!」と本当のことを言って欲しかったのです。
昔、「学校を休ませて旅行に行く親アリ? ナシ?」なんていうテーマを親達が話し合っているのを耳にしたことがあります。もちろん親の一存でどうにも出来ないこともありますが、大事なのは「子どもがどう思うか。」なのじゃないかなぁと。
子どもがその旅行は有意義だ!と思うなら、休んだ分の学校のお勉強は取り返せるように勉強すればよいし、子どもがその旅行の日どうしても学校に行きたい理由が何かあるなら、旅行は行くべきではないと思うし、親が話し合うことではなくて、どっちでもいいから、子どもと話し合ってお互い納得行くことだよなぁと思ったのですが、まさにそれで。この頃から、幼稚園の頃から、本当のことを言って欲しい!願望、心でちゃんと繋がりたいという思いが本当に強いです。
でも、今でも思うのです。
もう終わってしまったことだし、あの時母に泣いてまで言って困らせただけだったよなぁ。「なんであの時あんなこと言ってしまったのだろう。」の始まりです。
いまだに「言わなきゃ良かったなぁ。」と思っているのです。
こんなのが恐らく50個くらいはあります。余裕であります。後頭部が痛くなります。その度にもっとこうしたら良かったな。次はこう言おう。と反省します。そういえばこんなこともありました。
ある噂話を聞いた時、私は知らなかったので、「へぇ、そうなんだ。」とだけ言いました。
そうしたら、後日、私も一緒になってその噂話を言っていたことになっていたのです。たまったもんじゃありません! でもそういう人はいるから気を付けなければなりません。その日から「知らない! 知らない話だわ!」と「知らない」を自分で思うよりちょい強めに言うようにしました。
どんどん出てきます。まだまだ止まりません。困りました。