2026.2.2
小学校6年間の算数を1年で習得するために、中学数学の「予習」が大事な理由とは?
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わからないところが出てきたら、そこで小学校の算数に戻る
最初の単元の「正負の数」では、足し算、引き算、分数の計算、少数の計算が出てきます。
わからないところが出てきたら、初めてそこで小学校の算数に戻ります。分数の計算がわからなかったら、中学校の数学を解くために、小学校の分数の計算の範囲に戻って解きます。同じ「小学校の勉強をする」でも、子どもたちにとっては、「キラキラした未来をつくるための明確な目的がある補習」であって、それはもう「自分がサボったツケ」でも「敗戦処理」でも「心に重くのしかかる、見たくないけれどもやりたくないもの」でもなくなっているので、わりとすんなり、向き合ってくれます。
その計算方法を習得したら、また中学の学習に戻ります。いつ戻ってもいいのです。わかったら、また進めばいい。一つひとつ、心の荷物を下ろしながら進みます。
もしかしたら、例えば、「問題集のその単元の最後の問題」のように、すごく難しい問題が出てきて、どうしても理解できないことがあるかもしれません。
それらは、「理解させなければ」と思わなくて大丈夫です。「今は難しい問題」としてとっておきましょう。だって、「まだ中学生ではなく小学生だから」(笑)。ワクワクしながら一つひとつの「解けた!」を積み重ねた先に成長して、中3になる頃には、解けるかもしれません。
どんなにゆっくりでも、たとえ発達障害や読み書きの障害、学習障害などがあっても、数学でワクワクしていいんです。わかると楽しい、できたら嬉しい、それを重ねた先に、また道が見えると思うのです。これは私の経験則ですが、テストがない学校の生徒たちほど、数学が好きと答える割合が高いです。
中学校数学の予習は、まずは中学校の1学期分に相当する、方程式の計算方法くらいまでを目処に取り組んでおくと安心です。完璧にしなくても大丈夫です。中学に入学して中1の夏休みがきたら、また次の学期の予習をしましょう。そうやって、長期休暇に次の学期の予習を終わらせておくと安心です。
取り組みの頻度は、週1か週2くらいで大丈夫です。それでも、方程式の計算方法くらいまでなら、2ヶ月程度で取り組むことができます。
しかし、「計算を定着させたいけど、やらない……」「忙しすぎて、週1も時間が取れない」「とても家ではできなそう」、そんな時には、実はKUMONおすすめです。塾は基本的に学校の学習の補習なので、他の学年まで遡って総復習することや予習に使うことが難しく、公文なら学年別になっていないので、どこまでも遡って、計算中心に自分に合った勉強ができます。「少数の計算と分数の計算だけ、できるようになりたい」「中学の予習をしたい」という要望も、アリです。
もし、中学校の方程式の計算方法までの予習が終わって、中学入学までに時間が余ったら、安心して小学校の復習に取り組んでみましょう。気持ちは「まだ小学生なのに中1の夏休みまでの学習は理解してしまった私」なので、余裕を持って取り組めます。単位計算、面積の求め方がわかれば、十分です。
ここまでお読みいただいて、最後になりますが、もし大切な我が子のために、孤独な戦いをしているご家族さまがおられたら、一人じゃないです!と伝えたいです。
私は、本当に生徒たちやご家族様に恵まれていて、本当に素敵な生徒たち、ご家族様ばかりで、学ばせていただくことの方が多いくらいです。ありったけの愛情を持って取り組まれて、それでも、優しさゆえ「まだまだです」「私ができなくて……」「もっと私がこうすれば」とおっしゃるご家族様もいらっしゃいます。もしそう感じている方がおられたら、まずは今、◎です‼ その想いは、個性豊かな子どもたちと必死に向き合ってきた証でもありますから。
AIが発達し世界はどんどん変わりますが、誰かと一緒に取り組んだことや一生懸命やったこと、できる時もできない時も自分を認めてくれる存在があったこと、「絶対できないと思っていたのに、こんなことができるようになった!」という喜びや誇りは、きっとこの先も変わらず幸せの種になります。
私は長いこと教えているので、「夢を叶えて逞しく成長した元不登校の生徒たち」をたくさん知っています。全員紹介したいくらいです。勉強は、自分の幸せな未来を自分で創るためのツールです。まずは心の重荷を下ろして、小さな一歩から。いつも応援しています。
いかがでしたか?
次回は、「親子で学ぶ!ゆっくり育つ子のための小学校6年間の勉強を1年で習得する方法」、小学校1年から4年生の子ども向けに、算数の「小学校のうちにこれだけ!」をお話しします。

この連載は毎月第1月曜配信。次回は3/2(月)公開予定です。お楽しみに!
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