広島カープを、プロ野球を、いやいやスポーツ界をこよなく愛するイラストレーター、オギリマサホ。その愛ゆえか、職業柄か、なんだか気になる、なんとも魅かれる、スポーツ選手たちの顔、顔、顔……見渡せばスポーツ界にはイケてる顔面が大豊作。愛すべきその面々、ちょっと斜め下から分析しちゃいます!
よしだ・さおり● 1982年生まれ。日本の元女子レスリング選手で現在は指導者。父の吉田栄勝もレスリング選手・指導者であり、吉田も3歳の時から父の道場でレスリングを始めた。女子レスリング個人で世界大会16連覇、個人戦206連勝を記録し、「霊長類最強女子」の異名を持ち、2012年には13大会連続世界一でギネス世界記録認定、国民栄誉賞受賞、紫綬褒章受章(2004年、2008年、2012年)と、その素晴らしい功績はすべて列記したら大変なことになる。2019年の現役引退後は、指導者であるとともに、メディアでも活躍。飾らない人柄、意外にも可愛らしさのあるキャラクターで多くの人に愛されている。
先月28日、東京オリンピック公式ビデオゲームのWebCMが公開された
本来であれば今年7月に予定されていた東京オリンピック開幕に向けて、盛り上がるムードの中で発表されていたCMだったはずだ。
「ゲームでオリンピック・激闘ママ篇!」と題されたこのCMシリーズでは、ママ役の元女子レスリング選手・吉田沙保里がパパからコントローラーを奪い、自分そっくりのアバターを使って息子と各競技で対決するという内容になっている。そもそも吉田はこのゲームの公式アンバサダーを務めており、ゲーム公式サイトにも吉田沙保里アバターの作り方が公開されているくらいなので、この人選には何らおかしなところはない。
ただ私はふと思う。
「なぜ吉田沙保里はママ役になることが多いのだろう」と。