2020.5.26
球界一ちょんまげの似合う男前、キャラメル王子・祖父江大輔への期待〜祖父江大輔(プロ野球選手)
「男前なスポーツ選手」。
たとえばラグビー界なら、平尾誠二、野球界なら定岡正二(元巨人)や蓑田浩二(元阪急、巨人)といった顔が浮かぶ。森脇浩司(元近鉄、広島、南海)などは、打席に立つと「森脇、森脇、男前! 南海の草刈正雄!」という声援が飛んだという、誰もが認める男前だ。
彼ら「男前」の共通点を挙げるならば、目が大きく鼻筋が通って彫りが深く、濃い顔立ちということだろうか。
思えば現在の芸能界においても「イケメン」は多数いるが、「男前」な俳優は少数派なのではないだろうか。それを最も感じるのは時代劇だ。総髪髷ならまだしも、月代を剃ったちょんまげ姿は、現代風の可愛らしい顔立ちのイケメンだとどうにも違和感がある。
やはりちょんまげが似合うのは「男前」であり、片岡千恵蔵や長谷川一夫など昭和の俳優はいずれもちょんまげが似合っていた。おそらく蓑田や森脇もちょんまげが似合うことだろう。
というわけで、現在のスポーツ界で「男前な選手」を探してみようと思う。
基準はただ一つ、「ちょんまげが似合うかどうか」。
こうした目線で選手を眺めていたところ、実によくちょんまげが似合うであろう「男前」を発見した。中日ドラゴンズの祖父江大輔である。
イケメンなのに変顔でキャラメルで王子
中日の中継ぎとして活躍する祖父江は、眼力の強めな整った顔立ちで、女性ファン向けのイベント「ガールズシリーズ」で行われる「イケメンコンテスト」の常連でもある。
しかし、同じく常連のチームメイト・髙橋周平や堂上直倫らに比べると、明らかに顔が濃い。
それはやはり、「イケメン」というよりも、ちょんまげの似合う「男前」である。
さらに祖父江は身長175㎝と、プロ野球選手としては決して背が高い方ではない。その体格もまた着物が似合う「男前」感を高めている。
このような男前で、マウンド上では鬼気迫る表情で打者に立ち向かう祖父江ではあるが、本人やチームメイトのSNSでは常に変顔で写真におさまっている。
また、祖父江の実家はキャラメルを主力商品とした菓子メーカーであり、入団時にはスポーツ新聞に「キャラメル王子」というキャッチフレーズで紹介された。
苦みばしった男前と変顔とキャラメル。そのギャップがまた素敵である。
いつかシーズンオフのファン感謝デーで、祖父江がちょんまげのカツラを被って仮装をしてくれないだろうか……ということを密かに期待しつつ、何よりもまずは6月19日に決まったという今シーズンの開幕を心から待ちたいところである。