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金内柊真「負けの烙印だけは押されたくない~新世代の逆襲」
「ゆとりだからとか若いからとか、そんな通り一遍な理由で負けの烙印だけは押されたくない」――有名になりたいと公言し、夢を叶えるためにがむしゃらに突き進む22歳・美容師・金内柊真。世代を超えて届けたい、熱すぎるメッセージがここに。

第2回「僕には〝承認欲求″がある。でも“いいね!”で満たされるものではない」

なぜ承認欲求があってはいけないのだろうか?

「承認欲求が強いイタいヤツじゃんw」
……Twitterでそう言われたときに、初めて〝承認欲求″という言葉を知りました。意味を調べて、なるほどな、と。

なぜ批判的に使われているんでしょうかね。誰もが生まれつき持っている性質じゃないですか? 〝承認欲求″って。 誰だって、人に認められたくて頑張っている。子どものころ、親にほめてもらいたくてお手伝いをしたのと一緒でしょう。

僕はSNSの“いいね”を、みなさんが読みたいものとそうでもないものを判断する指標みたいなものだと思っていますが、単純に、自分の発言や考えたことに「いいね!」のリアクションをされたらうれしい。みんな多分そうですよね?

“いいね”をもらうためにインスタ映えスポットに行ったり、おしゃれな服を買ったりすることは、むしろ投資なんじゃないかな。フォロワー数やいいね数など、評価自体をお金で買うのはどうかと思いますけれど、人から評価されるためにどこかへ出かけたり、何かを買ったり、そういうお金や時間の使い方は〝先行投資″であり〝自己投資″であるともいえますよね。素敵なことじゃないですか? やり手の投資家たちがやっていることと同じです。

YouTuberの方で、最初に「コーラのお風呂に入ってみた」とかをやった人たちもすごいなと思っています。昔、誰もがやってみたかったことを大人になってお金を使って実行して、みんなに評価されることでお金が戻ってくる。まさに〝先行投資″ですね。

でも、たしかに「#ちょっとでもいいと思ったらいいね」みたいなタグはどうなんだろうなとも思う。そういう必死さはなしで〝いいね″をしてもらうほうがかっこいいと思います(笑)。

それから、単純に数だけが重要ではないですね。“いいね”が多ければ多いほど、たくさんほめられた気分になるのは事実。けれど、数よりも、ツイートを読んだ人のうちどれくらいの人に刺さったのかが大事だと思うんです。フォロワーが100人しかいないアカウントがもらった1万いいねと、フォロワーが10万人いるアカウントがもらった1万いいねは、価値が違うはずです。

いわゆる〝匂わせ″のツイートもあまり好きではないですね。リプライをもらったり、“いいね”をもらうための行動なので、これはまさに〝承認欲求″だけからくるツイートだと思います。でも、察してほしがるのはやっぱりあまりかっこよくないかな。自分の行動や考え方を、堂々と発信して評価をもらうほうが、僕は好きです。

承認欲求は向上心へとつながっていく

「一般人のくせに調子に乗るな」も、SNS上ではよく言われること。僕も書籍のイベントを開催するときに、言われました(笑)。何と比べて一般なのか…まあ芸能人でしょうけれど、発信するのに肩書きは関係ありませんよね。有名人や芸能人の特権ではないはず。もちろんスキルがあってテレビなどに出ているのだから、すごい人たちではあります。だからといって、有名人だけに自分自身を広く発信する権利があるのでしょうか。応援してくれる人、共感してくれる人がいる限り、芸能人でも美容師でもいいじゃないですか。それがまさにこの時代に合わせた生き方だと思う。

僕には〝承認欲求″がある――
ということになるのかな? 人からそう言われるから。
「ないこともないかな?」くらいなんですけどね、自分としては。周りから見てそうならば、実際にはゼロだとしても「ある」のと一緒だなと。職場で「やる気を出せ!」と怒られたら、自分ではやる気満々のつもりだったとしても言動を改善しなければいけないですよね。〝承認欲求″の話で思うことは、人の価値は「自分自身がどうであるか」よりも「他人の目にどう映るか」で決まるのではないかな、ということ。

有名になりたいという僕の夢は、単に名前を知られたいということではないんです。
特別ですごい人でないと有名にはなれない、多くの人の目にそう映らないと有名ではない……。
だから、「特別な人間になるために自分を信じて頑張りたい」なんです。〝承認欲求″というよりは向上心のつもりです。めざす場所がないと頑張れないから、ゴールとして「有名になる」を設けている。僕の〝承認欲求″は「一度しかない人生の主人公として、自分は特別な人間だと信じて、上をめざしていきたい」。
そんな思いからきているんですよね。

あえて言います。僕には〝承認欲求″があります。
それが満たされるのは、僕が本当に特別な存在になれたとき。

悪いことではないですよね?

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金内柊真

かねうち・とうま●1996年大阪府出身。東京総合美容専門学校卒業後、
2017年よりヘアサロン「ALBUM」に入社し、現在は新宿店勤務。Twitterから発信する熱いつぶやきが多くの共感を集め、2018年8月に初の著書「才能が無ければその分努力すればいい」を刊行。2018年10月現在、Twitterでは約13万、Instagramでも約8万のフォロワーを持つ。

Twitter●https://twitter.com/Kaneuchi_Toma
Instagram●https://www.instagram.com/Kaneuchi_Toma/

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