よみタイ

金内柊真「負けの烙印だけは押されたくない~新世代の逆襲」
「ゆとりだからとか若いからとか、そんな通り一遍な理由で負けの烙印だけは押されたくない」――有名になりたいと公言し、夢を叶えるためにがむしゃらに突き進む22歳・美容師・金内柊真。世代を超えて届けたい、熱すぎるメッセージがここに。

第1回「100人の半分からしか好かれないなら、 さらに100人と出会えばいい」

セルフプロデュースのために始めたSNS

有名になりたい――それが僕の野心。

今の美容師って、Instagramで発信をしてお客さまを集めるのがオーソドックスな営業になっているんですよ。僕はそれプラス、〝金内柊真″という僕自身のことをいろいろな方に知ってもらえる機会もほしいと思ってTwitterも始めました。

SNSは、セルフプロデュースにはすごく合理的な場。みなさんに自分を知ってもらう窓口になるし、そこから仕事や夢につなげることができる。僕はSNSがきっかけで本を出版することまでできました。僕がTwitterから発信した言葉や考えに共感して、13万人もの方にフォローしていただけた結果です。そして、この連載も始めることができましたから。
〝有名になりたい″という夢への一歩はSNSでつかんだんです。
 
今年の8月にだした本の発売イベントには、さまざまな年代の方が来てくださって、中には僕よりも年上の方もいらっしゃいました。僕みたいな若造が恐縮です……という気持ちにもなりましたが、年上の方々にも僕の考え方が届いたんだ、ということは大きな自信にもなりました。
「金内くんの言葉で元気が出ました!」といった反応があるとうれしいし、こういう言葉が反響があるんだ、という学びもあって積極的につぶやくモチベーションになります。さまざまな人に自分の言葉を直接届けられるSNSって、やっぱりすごいと思う。

SNSは自分に〝第三者の視線″を持たせてくれる

「一般人のくせに調子に乗るな」
「ポエマーかよw」
なんて批判も、もちろんたくさん飛んできますよ。

おもしろいのは、そのほとんどが匿名のアカウントで、アイコンは無機質なものだし、リプライではなくダイレクトメッセージでくるんです。つまり、人目につくところで正々堂々と悪口を言えないってことなんだと思います。
面と向かっては言えないけれど何か言ってやりたくて我慢できない……そんなにも僕のことが嫌ならば、仲間内に「金内柊真ってキモくない?」とか話せばいいじゃないですか。
感想なんて人それぞれ自由ですよ。なぜわざわざ匿名のアカウントを用意してまで直接攻撃してくるんでしょう?

最近「お酒に酔って性格が変わるのではなくて、元の性格が出るだけ」という説をネットで読んで納得したんです。このSNSの匿名での批判も、同じようなものなんだろうな、と。顔を出さず、誰なのか特定できないようにできるからストッパーが外れてしまい、本性が出てしまう、もしかしたらたいして不快に思っているわけではないのに匿名だからという気軽さでつい攻撃的になってしまう……僕はそんな人の言葉には左右されないことにしているので、こんなことしても無駄な労力なのになあ、と思いながら眺めていますね。
いや、人間なので多少はモヤモヤしますよ…だから、あまりしっかり読まないようにはしています(笑)。
 
でも「数」はしっかり見ています。多数決じゃないですけれど、良い反応より悪い反応が多かったら「自分の常識がおかしいのでは?」「伝え方が悪いのでは?」ときちんと考えてみて、改めてちゃんと説明をするようにしたり、ときには謝罪もします。これもSNSのいいところだと僕は思います。いろいろな意見を聞いて自分の間違いに気づけたり、自分がどう見られているかを知ることができる。
SNSは〝第三者の目線″も持たせてくれるんです。

僕のことが苦手な人はそのままでもいいかな、とも思ってもいます。SNSをやる中で批判の声ばかり気にしていては何もできなくなってしまう。

よく言われることですが、100人いて、100人から好かれることは不可能なんです。全員に合わせることなんてできない。なのに、自分のことを嫌いな数人を気にして、行動範囲を狭めるのはカッコ悪いし、良いこともありません。
100人中50人から好かれて50人から嫌われていたとして、自分の考えを曲げてまで自分を嫌いな50人に好いてもらう必要なんてないと思います。それなら、また新しく100人と出会って、その中の50人から好いてもらうほうがずっといい。離れていく人に媚びてしがみつくのではなくて、自分の考え方そのままをいいと言ってくれる人を増やしていくほうが建設的でしょう?

自分の考えなんて、そんなに簡単に曲げていいものじゃない。
せっかく自分のツイートを読んで「元気が出ました!」と言ってくれる人がいるのにもったいない。自分の言葉を自分がいちばん信用して胸を張ること、そうできる言葉を発信することが「自分の言葉に責任を持つ」ということなんじゃないでしょうか。

だから俺について来い!!!……とまでは言えませんが(笑)、僕は考え方の合わない人に無理に好かれようとはできません。
今好きになってくれている人を大切にして、これから好きになってくれる人と出会うために、もっともっとSNSを活用していくつもりです。

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金内柊真

かねうち・とうま●1996年大阪府出身。東京総合美容専門学校卒業後、
2017年よりヘアサロン「ALBUM」に入社し、現在は新宿店勤務。Twitterから発信する熱いつぶやきが多くの共感を集め、2018年8月に初の著書「才能が無ければその分努力すればいい」を刊行。2018年10月現在、Twitterでは約13万、Instagramでも約8万のフォロワーを持つ。

Twitter●https://twitter.com/Kaneuchi_Toma
Instagram●https://www.instagram.com/Kaneuchi_Toma/

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