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小池克臣「No Meat,No Life.を生きる男の肉だらけの日々 肉バカ日誌」

グルメサイトでは発見不可能! 地元の人が教えてくれない驚愕の焼肉店

単品で食べたい部位をオーダーするのもいいが、Sに辿り着いたのであれば盛合せをオーダーしたい。
そして、肉バカが衝撃を受けた写真も盛合せだ。

盛合せは、普通の盛合せ、盛合せ上、特上盛合せがあるが、迷うわけもなく特上盛合せをオーダー。
3~5人前ということだが、とにかく凄い迫力。
お皿に盛られたお肉は2段重ねで、上段には天上天下唯我独尊と言わんばかりの巨大サーロイン。
サシがしっかりと入ったサーロインは3cmを超える厚さで、いったい何グラムあるのか、想像もつかない。
田舎の焼肉店の勝手なイメージだと、余分な脂や筋はそのままつけっぱなしのお店が多い気がするが、Sではキレイに削ぎ落とされ、純度が高いサーロインだと言える。

これぞ特上の盛合せ。上段のサーロインの神々しさよ
これぞ特上の盛合せ。上段のサーロインの神々しさよ

ロースターの上に乗せると、ジュッという音と共に脂が小さく爆ぜる。
サーロインを裏返せば、ヨダレを誘う焼き色が付いている。
切り込みが入っているので噛み切りやすく、奥歯で押し込めば肉汁が激しく溢れ出す。

正直、かなり脂の重たいサーロインに見えたが、これがいい意味で予想を裏切られる。
一口食べてウンザリすることもなく、次々に食べたくなる美味しさだ。
千葉県某所という片田舎でこんなサーロインに出会えるなんて奇跡といってもよい。

まさに垂涎もののサーロインの焼き色
まさに垂涎もののサーロインの焼き色

盛合せの下段はバラエティに富んでいる。

ハラミ、薄切りのサーロイン、ミノ、ホルモンにポークカルビと呼ばれる豚肉まで。
部位の種類が多いので食べ飽きることなく、焼いているだけで盛り上がるので、どの部位も最後まで楽しむことが出来る。

食べ飽きることのない盛り合わせ下段のラインナップ
食べ飽きることのない盛り合わせ下段のラインナップ

場所柄、都内からS目的で千葉まで来るお客さんは今のところ少なそうだ。
恐らく地元の常連さんと千葉で波を楽しんだサーファーが帰りに寄るパターンが多いのではないか、と勝手に想像している。

お店はおじちゃん1人のオペレーションで、最初に書いたように予約名も確認しないぐらいの大雑把さ。
店名を書いてしまうと、おじちゃんにご迷惑をかけてしまいそうなので、今回はSということでお許しいただきたい。
どうしても行ってみたい方は、とにかく必死に探してみてほしい。

行きたい気持ちが強ければ、必ずこの千葉県最強のカオス焼肉店に辿り着くはずだ。

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小池克臣

こいけ・かつおみ●1976年、神奈川県横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。焼肉を中心にステーキやすき焼きといった牛肉料理全般を愛し、さらには和牛そのものの生産過程、加工、熟成まで踏み込んだ研究を続ける肉の求道者。著書に『No Meat,No Life.を実践する男が語る和牛の至福 肉バカ。』がある。
公式ブログ「No Meat, No Life.」→ http://d.hatena.ne.jp/BMS12/

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