2020.3.29
顔がイケメンじゃない人でもオシャレなんてしていいのでしょうか?~MBお悩み相談その4
よしきさんはきっとこう思うかもしれません。
「髪型なんてどうってことないじゃないか、自分の方が大問題だ!」と。
しかしそれは違います。
問題の大きさを決めるのは、他ならぬ自分です。
自殺された人の遺書を見て「どうしてこんな些細なことで……」とみんなが思った、という例などあるでしょう。
問題の大きさ、コンプレックスの大きさは客観的に決めるものではありません。自分自身が決めるものです。
つまり追い込んでいるのは自分であり、他の誰にもそれを比べることなどできません。
私からすれば「よしきさんにはわからないだろう。僕がどれだけ髪のことで泣いて苦しんでいたことか」と言いたいわけです(もちろんあくまで例えであり、よしきさんがそのように他人と自分とでコンプレックスの大きさを比べていると言いたいわけではありませんが)。
では私はそうしたコンプレックスをどのようにして解決したのか。
自分だけがわかるコンプレックスの辛さとその乗り越え方
厳密に言えばいまだ解決はされていません。
AGA治療をし、ある程度の結果を得ているものの、それでもやはり髪が気になってしまうし、ちょくちょく髪を触って地肌が見えていないか確認してしまう。
それを取り上げて「MBさん髪を触りすぎ、やめた方がいい」など、なんの事情も知らないツイッターのリプライなどを見てしまうこともあります。
……しかし実は私は、今はほとんどそうしたことを気にしていません。
髪が薄いのは変わりありません。
人から何かを言われるのも変わりありません。
現実はたいして変わっていないけれど、私の心はいつも晴れやかになりました。
その理由は何か。
それは「自信」です。
私は自分の生き方に自信を持っているし、自分の仕事に誇りを持っているし、誰に否定されようと誰に非難されようと、自分の心を信じているからです。
外見に相変わらず自信がないけれど、仕事や生き方や日々の努力が私の自己肯定感を上げてくれていて、自信をつけています。
だから外見なんぞのことでちょっと言われても別にどうとも思いません。
心や生き方が自分の理想であるからこそ、外見の話など実は些細なことなのです。
自己肯定感のない人生に幸せは訪れません。
私は自分のコンテンツで、この連載で、自分のあらゆる書籍でなんどもそれを教えています。
これをあけっぴろげに言ってしまうと語弊になりかねないので、あまり積極的に言うことはありませんが……私のファッションロジックや書籍や各コンテンツのコンセプトは「自信を与えること」です。
私の書籍を読んで「おしゃれになったかどうか」、実はそれは本当はどうでもいいことなのです。
もちろんロジックは完璧に作り込んであるし、いまだかつてどんな天才にもどんなファッション関係者にも1ミリたりとも論破されたことはありません。
私は10年かけて、一生の大半をかけて、ファッションロジックを作り上げており、あらゆる反論あらゆる反例に対して隙が無いように作り込んでいます。
他人が私のロジックを見てポっと思いつくような反論など、10年間の中で幾度も思いつき、その隙を埋めてきているのです。
私は私のロジックに絶対の自信を持っています。
人は絶対におしゃれになれます。