2020.2.17
「好き」を仕事にしたいけれど「自分の好きなこと」の判断基準がわからない~MBお悩み相談その1
「好き」を仕事にするなら、その形を整える必要がある
「好き」が他人より極まっていると、ただそれだけでビジネスになります。
例えばおそらくですが、コム・デ・ギャルソンのデザイナー川久保玲氏は世界屈指の「服好き」であるはずです。そのように「好き」があまりにも突出しているケースは、ただそれだけで、つっ走るだけでビジネスになるのです。
しかし例えば私、MBは、川久保先生よりは服の好きの度合いが低いはず。
おそらく私より服が好きな人は、都内にでもそれなりにいると思います。
そうした人は「差別化」できるほどの「好き」ではないかもしれません。
だからこそそうした人は「自分の好き」を「社会が求める形」に整える必要があるのです。
例えば野球が好きだけど、イチローよりは好きじゃない、突出していない人がいたとしましょう。
そういった人は野球をプレイヤーとしてやるのではなく、解説者になったり少年野球教室を開いたり野球の論評をしたり、と社会が求める形に自分の「野球が好き」をビジネスとして整える必要があるでしょうね。
例えば私のような洋服のインフルエンサーでもいろいろな形の方がいらっしゃいます。
知人に「プチプラのあや」さんという私の数十倍もフォロワーをもってらっしゃる影響力甚大なインフルエンサーがおりますが、彼女は私のように「ユニクロからハイブランドまで大好き!」というわけではないそうです(ご本人がそう語っていました)。
では何が好きなのか? と私が尋ねたら
「安いものを賢く買うのが大好きなんです」
とのこと。
目から鱗でした。
「服好き」たちの戦場であるインフルエンサーでは「いかに服が好きか」が競争力や差別化として力になってくれます。
しかしあやさんは「プチプラの」と枕詞をつけて、「安いものが好き」という個性を駆使して戦うことを選択したのです。
だからこそ彼女は他のインフルエンサーを凌駕するポジションに立つことができました。
「服好き」の度合いがそこまで強くない分、他の「好き」で補っているわけですね。
何もかも取り払って自分の「好き」を思い出してみよう
いずれにしてもこれらの発想は「自分の好き」を理解した後の話です。
「好き」をまず思い出してください。
子供の頃何に心躍らせていたか、
何をしている時が一番楽しいか、
全ての常識を取り払って考えてみてください。
出てきた答えを今度は「いかに社会に当てはめるか」を考えるのです。
まずは先入観を取り払い、考えてみましょう。
あなたにも誰にも「好き」は必ずあるのですよ。
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