2019.1.31
大好物! 母が作ってくれたカレーの再現に挑戦!
はじめまして! 高橋文哉です。料理、真剣にやってます。
自分でいうのもなんですけど、最近、料理のお仕事をするようになって思うのは、こうやって料理について発信してる17歳の高校生はなかなかいないんじゃないかなっていうことです。すごく光栄ですし、こういう場をいただいたからには、自分らしさをもっともっと出していこうと思っています! 自分にしかできないことを発信して、少しでも真似したいなーとか、おいしそうだなーって思ってもらえるように頑張ります! 連載を続けていく中で成長していきたいと思うので、そんな僕の姿も見てもらえたら嬉しいです。
お母さんに作ったハンバーグが 料理の道を志すきっかけに!
料理を初めて作ったのは、小学校4年生のとき。お母さんの誕生日にハンバーグを作りました。結局は作ってもらったようなものでしたけど(笑)。できあがったハンバーグを食べたお母さんが、笑顔で「ありがとう。おいしい」って言ってくれたとき、心の中で何かが決まったんです。次の年にはサンタさんに包丁をお願いして、その次の年にはフライパンをお願いして、中2の頃には調理師免許がとれる高校を探していました。僕、ありがとうとか、おいしいとか、前向きな言葉にすごくパワーを感じるんですよ。その言葉だけで、僕はいくらでも動けるんです。ありがとうって言ってもらえるなら、なんでもやりますよ! ……って、単純すぎるかな(笑)?
日頃からの感謝を込めて 初めてのフルコースに挑戦!
今は、高校で料理の勉強をする毎日です。中学の頃は、お母さんの帰りが遅いとわかってるときは、バレーボールの部活が終わってからスーパーに行って、簡単なものを作ってました。お母さんには、あとで食べてってLINEして。今は、勉強と仕事で精いっぱいでなかなか家では作れないんですけど、家族合同の誕生会のときには、初めてフレンチのフルコースをふるまいました。25歳と23歳のふたりのお兄ちゃんも、最近やっと僕の料理を認めてくれるようになって。自分たちは作らないくせに前は文句ばかり言ってたけど、最近は素直にうまいって言ってくれます。今はふたりとも独立して離れて暮らしてるので、帰省したときの料理は僕の担当なんです。
何回食べても食べ飽きない 母のカレーは日本一!
記念すべき連載1回目の料理は、大好物のカレーライス! 僕のお母さんは飲食店をやっていて、カレーはそこのスタンダードメニューなんです。しかも、どこの店よりもうまい。慣れ親しんだ味だけど、何回食べても本当においしいなって毎回思います。小さい頃から、何食べたい? ってお母さんに聞かれたら、必ずカレーライスかハンバーグって答えてました。だから、ハンバーグカレーが大好きなんですよ。あれに勝てる食べ物はない! カレーライスだけじゃなくて、カレーうどんにしたり、スープカレーにしたり、いろいろアレンジもしてくれて……、今でも家では一番食べてるんじゃないかな?
オリジナルレシピに こっそり聞いた隠し味を
物心がついてから、初めてお母さんが料理をしているのを見たときも、やっぱりカレーを作っていました。今回のレシピは、お母さんのカレーの工程を想像して作った僕のオリジナルです。豚肉を使いましたが、他のものを使うこともあるし、そのときの気分次第でアレンジしています。でも、食べてみたら何か足りなくて。お母さんに聞いてみたらヨーグルトを盛る直前に入れていたんです。それと、実はお母さんの<秘伝タレ>というのがあって(しょうゆ・みりん・料理酒・ザラメ同量で作るもの)、それを入れたらもうお母さんの味そのままになると思います。本当は全部自分で考えたかったけど、ここはアドバイスしてもらいました。完全なパクりです(笑)。あと、僕はにんじんが嫌いなので、お母さんは乱切りで入れるけど、僕はいちょう切りで小さくしています。好きじゃないけど、入れないとなんか寂しくて。基本的なカレーの作り方なので、皆さんも自分の好みでアレンジしてみてください!