2019.1.22
時間は未来から今へと流れている?~成功者が捉えている「時間」の概念
ある程度年齢を重ねるとなんとなく「人生の全体図」が見えてきます。
30才になるとこうなって40才になるとこうなって50才になると60才になると……と将来がおぼろげながら想像できるようになります。
そうして人生を想像してみて希望に満たされる人は、今回の話を読む必要はありません。
逆に想像した時に「言いようのない息苦しさ」を感じた人は、今回の内容を是非じっくりと時間をかけて咀嚼してみてください。
20代後半から30代にかけてある程度経験を積むと「現実」を理解し始めます。
「嫌だ嫌だと言いながらも多分このままずっと今の会社を勤め上げるだろう」
「この会社でどんなに頑張っても社長にはなれないだろう」
「部長になり年収500万円くらいで歩留まりし、それなりの人生を送ることになるだろう」
などなど諦めにも近い感覚で現実を認識します。
繰り返しますが「それでいい」と思うなら何も問題ありません。
別に高額所得を得ることが幸せの全てではないし、起業することだけが理想ではありません。サラリーマンとして一つの仕事を勤め上げることも立派な幸せの形です。
そこに納得しているのなら何一つ戸惑うことはありません。
しかし自分の将来を想像した時に言いようのない息苦しさを覚える人。
「こんな毎日をあと30年も続けるのか」と絶望してしまう人は……もう一度考えてみてください、人生はたった一度しかないという現実を。
この世に生を受け、たった一度謳歌する人生が「想像できる将来」で本当に良いのか、それで後悔がないのか、改めて考えてみてください。
人生を諦める必要なんてない
まず大前提、人生を変えることは確かに出来ます。
成功者は初めから恵まれた環境・成功する条件が揃っていたのでしょうか?
生まれが裕福で親がレールを敷いてくれて学ぶ環境が豊富で……始めからゴールが想像できていたのでしょうか?
そんなことはありません。
多くの成功者が「成功を想像もできない様な環境」からスタートしています。
この件に関しては私ほど顕著な例もないでしょう。
私は新潟の田舎に生まれ、借金取りが来るような極貧の家庭で思春期を過ごし、学歴は並か並以下、最初に就職した会社は地元の洋服屋さん、初任給は17万円程度(ボーナスなし)です。
履歴書にかけることは「普通免許所有」くらいで、立派な経歴も経験も知見も何一つありませんでした。